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車の名義変更をするには?必要書類・委任状の書き方

家族・親戚などから車を譲り受けたり、中古車を購入したら、速やかに車の名義変更をする必要があります。ただ、「初めての手続きで不安。きちんとできるか心配」という方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、名義変更をスムーズに進めるために必要な書類や委任状などの書き方について解説します。
車の名義変更のやり方と必要書類・委任状の書き方

車の名義変更の手続き自体はとてもシンプルで、必要書類さえ揃っていれば運輸支局か陸運局に持ち込んでご自身で対応することも難しくありません。
ただ、事前に準備する書類の数が多く、車の前の所有者と新しい所有者がそれぞれ手配しなければならない点には注意が必要です。
また、新しい所有者になる方が必ず手配しなければならない「発行後1ヵ月以内の自動車保管場所証明書(車庫証明)」の取得には少し時間がかかるため、車の譲渡や購入が決まった時点で手配し始めるのがおすすめです。
加えて、普通自動車の名義変更の場合「委任状」が必要ですが、軽自動車の場合はこれとは異なる書類が必要なので、ご自身の車が普通自動車と軽自動車のどちらに分類されているか念には念を入れて確認しておきましょう。
普通自動車の名義変更時に必要な「委任状」は、様式は決まっており、国土交通省のウェブサイトからダウンロードできます(PDF)。
誰が名義変更の手続きを行うかによって、どの欄に誰の名前を書くのか変わりますが、「名義変更が必要なひと(=委任者)」が誰で、「実際に窓口で手続きをするひと(=受任者)」が誰かさえ間違えなければ問題なく準備できるでしょう。
「車の名義変更時に必要な委任状」の記事では、詳しい書き方を紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
普通自動車の名義変更で必要な書類

普通自動車の名義変更には、合計最大10種類の書類が必要で、車の前の所有者も新しい所有者もそれぞれ5種ずつ揃える必要があります。
前の所有者が揃える書類
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印鑑証明
発行後3ヵ月以内のものが必要です。
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委任状
前述のとおり準備しておきましょう。
実印での押印が済んでいるか、提出前に再確認しましょう。 -
譲渡証明書
譲渡する側が用意します。
実印での押印が済んでいるか、提出前に再確認しましょう。 -
自動車検査証(車検証)
破損がないか、念のため確認しておきましょう。
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住民票など
車検証の住所と印鑑証明書の住所が同じなら不要です。
新しい所有者が揃える書類
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印鑑証明
発行後3ヵ月以内のものが必要です。
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自動車保管場所証明書(車庫証明)
駐車場などお車を保管する場所を確保していることを証明するものです。
月極めの駐車場やマンションなどの敷地内の駐車場を利用する場合は事前に大家さんに相談を。取得まで最大約1ヵ月程度の余裕をもっておきましょう!
なお、もし前の所有者と同じ駐車場を利用する場合は不要です。 -
手数料納付書
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自動車税・自動車取得税申請書
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申請書
書類の不備を訂正したり、押印忘れがあった場合に備えて、当日は実印をお忘れなく!
軽自動車の名義変更で必要な書類

軽自動車の名義変更には、合計最大8種類の書類が必要で、前の所有者は3種類、新しい所有者は5種類揃える必要があります。
前の所有者が揃える書類
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申請依頼書
役割としては普通自動車の委任状とほぼ同じです。
押印し忘れがないか確認しましょう。 -
自動車検査証原本(車検証)
破損などがないか、念のため確認しておきましょう。
所有者欄に押印(認印)があることを確認しておきましょう。 -
ナンバープレート
新しい所有者の住所の所管が異なる場合のみ必要です。
新しい所有者が揃える書類
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申請依頼書
役割としては普通自動車の委任状とほぼ同じです。
押印し忘れがないか確認しましょう。 -
住所を証明する書類
発行後3ヵ月以内の住民票の写しまたは印鑑証明書で対応します。住民票の写しにマイナンバーは不要です。
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自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)
新しい所有者の住所の所管が異なる場合のみ必要です。押印し忘れがないか確認しましょう。
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手数料納付書
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軽自動車税申請書・自動車取得税申請書
軽自動車の場合、名義変更の手続き時には「自動車保管場所証明書(車庫証明)」が不要ですが、使用する地域によっては手続き後に警察署への届け出が必要な場合があります。
念のため、最寄りの警察署へ「軽自動車の名義変更後に車庫証明を届け出る必要があるか?」確認しておくと安心です。
普通自動車でも軽自動車でも、名義変更が済んでいない場合、自動車税の通知や交通違反をした時の対応の知らせが前の所有者の元に届いてしまいます。新たな所有者のつとめとして、できる限り速やかに対応しましょう。
名義変更が終わったら、自動車保険の手続き・見直しも!

名義変更が完了したら新たな所有者の方が名実ともにその車のオーナーになります。ただ、前の所有者が加入していた自動車保険を自動的に引き継げるわけではないので注意しましょう。
もし同居親族間での車の名義変更であった場合は、そのまま契約を引き継げる可能性があるため、加入中の保険会社に相談を。
それ以外の場合は、ご自身の車の利用方法を想像し、「自分に合った自動車保険はどんなものか?」思い描きながら安心のカーライフのための自動車保険選びを進めてみましょう。
本ページに掲載の情報は、一般的な情報提供を目的とするものであり、多くのケースに共通する書類の取り扱い方法や記入方法などを説明しています。また、公的機関等が発行している書類の形式・記載事項等は法令の改正等によって変更されることがありますが、本ページには変更に対応する義務が生じないものとします。
記載の情報は2020年10月時点の内容です。