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高齢者に多い交通事故と対策

高齢者に多い交通事故と対策

免許を保有する高齢者の割合が年々増え続けています。個人差はあるものの、加齢による身体的能力の低下を感じるようになると、車の運転技術も少しずつ衰えていく傾向にあります。
ここでは、高齢運転者に多い事故原因や対策などをご紹介します。

75歳以上の運転免許保有者数は500万人以上

下のグラフでもわかるように、75歳以上・80歳以上の運転免許保有者数は年々増加しています。
平成28年には75歳以上の運転免許保有者数が500万人を超えました。

75歳以上・80歳以上の運転免許保有者数の推移 各年12月末の運転免許保有者数

出典:警察庁 運転免許統計 平成20年〜30年版

今後も高齢運転者の数は増えていくことが予想されており、高齢者の運転中の事故も増えることが懸念されます。高齢になると運転にどのような変化が起こってくるのか、事故はどんなときに起こりやすいのかなどを理解しておくことが、事故防止につながります。

加齢に伴う高齢運転者の事故のリスク

加齢に伴い身体機能が低下すると、ときにそれは運転中の事故のリスクへとつながります。

動体視力の低下による
リスク

車の運転中には、信号機・道路標識・歩行者・ほかの車などさまざまな情報を得る必要があります。動体視力が低下して、瞬時に複数の情報を得るのが困難になると、適切な判断・対応ができなくなることがあります。

体力や筋力の低下による
リスク

車を運転するには、体力も必要です。体力や筋力が低下すると、正確なハンドリングやアクセル、ブレーキの操作が難しくなることがあります。

判断力の低下による
リスク

予測していない事態が起きたときには、瞬時に判断し、安全な行動をとる必要があります。判断力が低下すると、不測の事態への対応が遅れる可能性があります。

ペダルの踏み間違いに注意

高齢運転者の事故原因として多いといわれているのが、運転操作ミスです。中でもブレーキとアクセルの踏み間違いによる交通事故の割合が、75歳未満の運転者に比べて高い傾向にあります。

特に駐車場などでは、歩行者やほかの車の予期せぬ動きに慌ててしまい、ペダルの踏み間違いを起こしてしまう可能性が高くなります。
不測の事態に対応できるよう、周辺の状況をよく観察し、ペダルの位置を確かめて運転するようにしましょう。
また、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」や「自動ブレーキ」を搭載した車を選ぶことなども事故のリスクの軽減につながります。

高齢運転者の事故防止への行政による取り組み

高齢者講習会

70歳以上の高齢運転者の方は、運転免許更新時の高齢者講習が法律で義務づけられています。さらに75歳以上の場合は、高齢者講習の前に運転適性を調べる講習予備検査(認知機能検査)も受ける必要があります。

詳しくは警視庁のウェブサイトをご確認ください。

高齢運転者標識

高齢運転者標識

70歳以上のドライバーで、加齢に伴う身体機能の低下が運転に影響をおよぼす恐れのある場合は、車の前後にこの高齢運転者標識をつけて運転するように努めなければならないとされています。

また、高齢運転者標識をつけた車に対し、周囲の車は安全に配慮して運転しなければなりません。

運転免許の自主返納と
運転経歴証明書

加齢に伴う身体機能の低下などのため、運転に不安を感じるようになった運転者は、免許更新センターや最寄りの警察署に、自主的に運転免許証を返納することができます。

免許証を自主返納した場合、「運転経歴証明書」の交付申請をすることができます。運転経歴証明書は、運転免許証と同様に身分証明書として用いることができます。
また近年では、自治体や民間企業において、「運転経歴証明書」を提示することでさまざまな割引や特典を受けられるなど、免許証を自主返納した方に対する支援なども行われています。

高齢運転者の交通事故を防ぐためには

高齢運転者の方は、交通安全講習会や実技研修などを活用して、運転技術と運転知識をチェックするようにしましょう。ご家族など身近に高齢運転者がいる場合は、講習や免許の返納の仕組みについて理解しておくとよいでしょう。
また、運転する際には、高齢運転者標識をつけた車に配慮した運転を心がけましょう。

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本ページに掲載の情報は、一般的な情報提供を目的とするものです。必ずしも正確性、妥当性を保証するものではありません。

記載の情報は2019年6月時点の内容です。

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