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タイヤのホイールナットの
締め付けトルク

更新日:2021年12月17日

公開日:2018年7月12日

タイヤのホイールナットの締め付けトルク
Emma

タイヤ交換の際に注意をしなければならないことの1つとして、ホイールナットの締め付けがあります。

締め付けが弱いとタイヤが外れてしまう危険性があり、強すぎるとホイールナットやボルトを破損する恐れがあります。

ここではホイールナットの正しい締め付け方や、締め付ける力(トルク)についてご紹介します。

タイヤ交換に関する用語について

まずはタイヤ交換に関連する用語の意味を理解しておきましょう。

タイヤ交換に関する用語について

ホイールナット

車のホイールを車体に固定するための部品(締め具)です。ホイールナットのサイズや種類は車ごとに異なりますので、ご自身の車に合ったものを使用します。

ボルト

ホイールナットの留め具となる部品で、取り付けハブ(ホイールを固定するための台座)に設置されています。

トルク

ここでは、ホイールナットを締めるときの力のことをいいます。

ホイールナットとボルトをネジで締め付ける力も、車により決められています。トルク値はN·m(ニュートン・メートル)やkgf·m(キログラム・メートル)という単位で表示されます。

一般的に普通車では90〜110N·m(9〜11kgf·m)といわれていますが、車種によって異なる可能性がありますので、正確なトルク値は車の説明書やカーディーラー、整備工場などで確認をするようにしましょう。

トルクレンチ

トルクレンチ

トルクレンチとは、ホイールナットを決められたトルク値で締め付けるために必要な工具です。あらかじめ決められたトルク値が設定されたものや、トルク値を変更して使用できるものがあります。設定されたトルク値まで締め付けると、カチッという音が鳴ります。

ホイールナットの
締め付け方

車によって、ホイールナットの数は異なりますが、締め付け方の手順に大きな違いはありません。

ホイールナットを締める手順

  • ホイールをボルトに通して手でしっかりと車体側に押し付けます。
  • ホイールナットを手でねじ込んでいき仮締めをします。
  • ホイールのがたつきが取れるまでねじ込んだら、トルクレンチを使って指定されたトルク値で締め付けを行ってください。

ホイールナットを締める順番

ホイールナットの仮締めには順番があり、基本は1つ目のホイールナットを仮締めしたら、次に対角にあたる部分のホイールナットを仮締めします。同様に残りのホイールナットも対角になるように仮締めします。

ホイールナットを締める順番

タイヤを交換する際は、車をジャッキアップする必要があります。必ず安全な場所に停車して、慎重に作業を行いましょう。

ホイールナットの緩みは定期的にチェックしましょう

ホイールナットは走行中に緩んでくることがあります。そのため、ある程度の距離を走行したらホイールナットが正しいトルク値で締め付けられているか必ず確認しましょう。

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本ページに掲載の情報は、一般的な情報提供を目的とするものであり、車両の操作やトラブルの解消を保証するものではありません。車両の修理・整備等につきましては、最寄りのカーディーラーや整備工場にご相談されることをお勧めします。

記載の情報は2021年12月時点の内容です。

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