自動車保険

豪雨時の運転で
注意すべきポイント

公開日:2026年8月24日

豪雨時の運転で注意すべきポイント

雨天や豪雨の時は視界が悪化するため運転に普段以上の注意が必要となります。さらに、最近ではゲリラ豪雨と呼ばれる短時間かつ狭い範囲で発生する局地的な集中豪雨が目立っています。突然の大雨に慌ててしまう前に、日頃からできる雨の日の運転への備えをご紹介します。こちらもご参考にしてみてください。

1.大雨発生頻度の増加

雨の降らない日が続いていると感じていたら、翌日は大雨になったと実感している方も多いと思います。気象庁の観測によると、日本国内で大雨の発生頻度が増加する傾向にある一方、雨がほとんど降らない日が増えており、雨の降り方そのものが極端になってきているということです。
下記は気象庁が発表した統計を取り始めた1970年から80年代と最近10年間の降水量を平均年間発生回数(日数)で表したものです。約40年の間で大雨の降る頻度は増加しています。

降水量の変化についての表。降水量について、1時間50mm以上、1時間80mm以上、1時間100mm以上、日降水量200mm以上の順。変化傾向について、増加している、増加している、増加傾向、増加傾向。観測開始から10年間(1976〜1985年)について、226回、14回、2.2回、160日。最近10年間(2015〜2024年)の場合、334回、24回、4回、247日。変化の倍率について、約1.5倍、約1.7倍、約1.8倍、約1.5倍。

出典:気象庁ホームページ
5-1.[観測結果]日本国内の極端な大雨の発生頻度が増加している
《表5-1.1 極端な大雨の変化(1976~2024年)》を参考にアクサ損害保険株式会社にて作成

これは地球温暖化に伴うもので将来的にこの傾向は続くとみられています。つまり、今後も大雨の頻度が増え水害のリスクが増加する危険があるということです。

アクサ損害保険
大雨による請求件数

2025年8月、九州地方で停滞前線や線状降水帯が次々と発生したことで記録的な大雨となり、1ヵ月間の雨量が平年の2〜3倍に達しました。当時、熊本県では大雨特別警報が発表されていましたが、アクサ損害保険によせられた2025年8月の熊本県の保険請求件数は前年の2.5倍にあたる367件でした。

このような大雨は今後も増える可能性があります。お住まいの地域や旅行先などで大雨や線状降水帯の予報がある場合は気象警報に注意しましょう。そして、警戒レベル3以上が出ている場合は、まずは身を守るための避難を優先してください。車や建物は修理することができますが命に代えはありません。そしてもし、大雨やゲリラ豪雨で損害が発生した場合には、ご自身が契約されている保険会社に相談してみましょう。

もしも、大雨や洪水にあってしまった場合は車両保険で補償されるの?

車両保険の補償内容を知っておこう(自然災害編)
大雨や洪水の場合

2.雨の強さと運転の目安
1時間の雨量が50mmの時は運転を控えて

自動車を運転する時の雨の強さについては気象庁の基準が一つの目安になります。気象庁によると、1時間の降水量が20mmを超えるとワイパーを速くしていても見づらくなり、「激しい雨」と表現される30mmを超えると道路が川のようになり、高速走行中にハイドロプレーニング現象(水膜でブレーキやハンドルが利かなくなる)が起こることや、50mm以上の「非常に激しい雨」の場合は車の運転は危険としています。降水雨量が50mm以上の予報がでている時は、運転を控える判断をしましょう。

雨の強さと降り方についての表。1時間雨量(mm)について、10〜20、20〜30、30〜50、50〜80、80〜の順。雨の強さについて、やや強い雨、強い雨、激しい雨、非常に激しい雨、猛烈な雨。人の受けるイメージについて、ザーザーと降る、どしゃ降り、バケツをひっくり返したように降る、滝のように降る、圧迫感、恐怖を感じる。人への影響について、地面からの跳ね返りで足元がぬれる、傘を差してもぬれている(20〜50mmの場合)、傘は全く役に立たなくなる(50mm以上の場合)。車に乗っていての印象について、ワイパーを使って運転できる、ワイパーを速くしても見づらい、高速走行時、水膜でブレーキやハンドルが利かなくなる(ハイドロプレーニング現象)、車の運転は危険!(50mm以上の場合)。

出典:気象庁ホームページ
「雨の強さと降り方」を参考にアクサ損害保険株式会社にて作成

ほかにも、強い雨が降っている時は、川の氾濫が起こったり、下水があふれたり、低い場所に水が流れ込んで冠水してしまう可能性が高まります。「このくらい大丈夫」と油断して運転していると、あっという間に身動きが取れなくなってしまうこともあります。

3.いきなり強い雨に
見舞われたら
ゆっくり走行&一時停車

走行中にいきなり強い雨に見舞われた場合は、急がず慌てず気持ちに余裕をもって対応しましょう。
まず、普段以上に自転車や歩行者に気を配ります。ワイパーを動かしていても対応しきれないほどの雨に見舞われたら安全な場所に車をとめて、雨が弱まるまで待ちます。高速道路なら最寄りのサービスエリアやパーキングエリアに入りましょう。どうしても走らなければいけない場合はライトを点けてゆっくり走ります。

ぬれた路面では制動距離(ブレーキをかけてから実際に車が止まるまでの距離)が伸びてしまうため、車間距離をしっかり開けて、信号やカーブ手前でのブレーキは極力早めに踏みこみます。滑りやすいので急発進、急ブレーキ、急ハンドルは厳禁です。

水が流れ込んできて冠水する恐れのあるアンダーパス、増水や決壊の可能性がある川沿い、土砂災害の危険がある山間部は避けて走ります。また、トンネルの出口では突風でハンドルが取られることがあるので注意が必要です。

4.日頃からの備えが大切
地域の情報収集&車の
メンテナンス

突然の大雨には日頃の備えが大切です。愛車のメンテナンス方法を今一度見直し、ハザードマップを確認しておきましょう。

車のメンテナンス方法と備え

突然の大雨に備えるためには、普段から車の準備が欠かせません。まずは安全に直結するタイヤの状態を、定期的に点検しておきましょう。タイヤの状態が悪いとブレーキが利きにくくなったり、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなったりします。空気圧や溝のチェックはもちろん、傷やひび割れ、すり減りが偏り、サイドが不自然に膨らんでいないか、タイヤサイドに記載された製造年まで念入りに確認を。ひび割れなどが見つかったら交換のサインです。

また、タイヤの溝が十分残っていて見た目に異常がなくても、ゴムは自然に劣化します。
製造年から4~5年以上経過している場合は交換を検討しましょう。

タイヤの使用環境によって変わります。

タイヤのほかにもワイパーの動きやワイパーのゴムに不具合がないかをチェックしてください。ウィンドウの油膜を落としたり、サイドミラーをコーティングしたりすることで、雨の日の視界を確保します。もちろんエンジンオイルやバッテリーなど、基本の日常点検もお忘れ無く。

車に積んでおくと便利なアイテム

急な大雨で長時間の停車や緊急時に備え、簡単な防災アイテムを積んでおくと安心です。大雨対策には緊急脱出用のハンマーを備えることもおすすめです。ほかにも防寒用のアウターや毛布、使い捨てカイロ、レインコート、携帯用のトイレ、軍手、長期保存が可能な水と食料などをセットにしてトランクへ。手軽な車載用の防災セットも販売されています。

日頃から防災情報をマメにチェック

天気予報の確認はもちろん、自宅周辺やよく使う道路の周辺環境・防災情報を日頃から把握しておくと、いざという時に安心です。川やアンダーパスはもちろん、災害が想定されている区域や冠水しやすい場所、避難場所等をチェックしましょう。また、お住まいの自治体が発行しているハザードマップや防災アプリなども利用できるようにしておくと役立ちます。

DATA

防災情報サイト一覧

誰もが経験する可能性がある大雨やゲリラ豪雨、日頃から備えをしておくことで大切なお車と身の安全を守りましょう。

インターネット割引と無事故割引あわせて最大22,000円割引!

割引額は保険料に応じて異なり、所定の条件があります。バイク保険は最大12,000円の割引となります。