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運転中に霧が発生したら!?

公開日:2026年5月26日

運転中に霧が発生したら!?

以前、北軽井沢の夜の山道を走行しているときに霧が発生し、周囲が見えず、怖い思いをしながら運転し、街中まで下りてきたという経験をしました。事故にならずに本当に良かったと胸をなでおろしたことを思い出します。

自動車を運転中に霧が発生し、視界が急に悪くなってきたらどう対処したら良いのでしょうか? 特に高速道路でスピードを出して走行しているときに霧が発生したら、とても危険です。どんなときに霧が発生するのか、実際にご契約者さまが体験した事故事例とともに、霧の中の走行で気をつけるポイントを解説します。

1.霧ってどんなときに発生するの?

風があまりなく、湿度が高くて、しかも気温が下がると霧が発生しやすくなります。霧には次のような種類があります。

放射霧

雲が少なく風が弱い夜間に発生しやすく、内陸の盆地や川沿いの地域で多く見られます。朝になって気温が上がると1時間から3時間程度で消滅します。

移流霧

暖かく湿った空気が冷たい地面や海面に触れて発生します。例えば、海岸沿いや山間の峠道など。濃霧になりやすく、継続時間が長い傾向にあります。

山霧(山岳霧)

山の斜面で上昇気流が冷やされて発生します。例えば、高速道路のトンネル出口や峠の山道など。

河川や湖の周辺、盆地や海岸沿い、山間部のほか、高地にある高速道路などに霧が発生しやすいので、目的地の天気予報、注意報のほか通行する道路の状況などをお出かけになる前にチェックしておくことが大切です。

2.霧の状態と見通しの距離(目安)

霧の中での見通しの距離(視程)は、霧の濃さによって異なります。参考として下表をご覧ください。

霧の分類 視程
濃霧 陸上で100m以下、海上で500m以下
1km未満
もや 1km~10km

出典:気象庁ホームページ「天気予報等で用いる用語」

3.霧の中を運転するときの
安全ポイントを確認しておきましょう。

前表はあくまで霧の中の見通しの距離の参考ですが、霧が発生すると視界が急速に悪くなり、周囲の状況(人、車、障害物など)を認識しにくくなるということを確認しておきましょう。特に濃霧では前方車に追突する危険が高く、十分な注意が必要です。場合によっては、最も近く安全な場所で停車するなどの判断が必要になることもあります。

霧が発生した場合の走行については、次のようなポイントをぜひ頭に入れておきましょう。

走行速度を適切にコントロール!

一般道では人が飛び出してくる瞬間や、走っている自転車などが見えにくく、咄嗟の対応ができない可能性があります。高速道路では、視界不良でハイスピードで走行することはとても危険です。霧の中では、一般道でも高速道路でも、静かに減速し、後続車と追突するリスクを避けながら適切にスピードコントロールすることが大切です。目安は、いつものスピードの半分、視界が50m以下なら徐行レベルです。

車間距離を適切に保つ!

霧の中では、実際よりも対象物が遠くに見えたり、速度が遅く感じられたりする錯覚が起こります。その結果、必要以上にスピードを出してしまい、ブレーキを踏んでも間に合わないことがあります。車間距離は通常の2倍から3倍は確保しましょう。

ライトの使い方を適切に!

ライトは「自分が見える」だけではなく、「周りに自分の存在を知らせる」ことが重要なので、適切に使うことがポイントです。
霧の中では、必ずヘッドライトを早めに点灯しましょう。ただし、光源が下向きになるロービームにします。遠くを見ようとハイビームにすると、ヘッドライトの光が霧で拡散し、視界が悪くなります。装備されている場合はフォグランプ(前後)を点けましょう。スモールランプだけでは危険です。フォグランプ点灯で、ある程度、視界を確保できます。濃霧で視界がかなり悪い場合には、追突などを避けるためにもハザードランプも点灯させて、周囲に自分の存在を伝えるようにします。

体験者の声

ご契約者Aさま
1月の朝方に交差点内で接触事故

信号のない十字路の交差点を直進走行中、右から直進走行してきた車と接触しました。はじめての道路だったことと、霧がすごかったので一時停止が見えませんでした。

ご契約者Bさま
2月の午後1時過ぎに停車中の車に追突事故

濃霧で視界が悪く、停車中の車に追突。幸いにも玉突き事故ではありませんでしたが、フロント部分を損傷し、タイヤもパンク。相手の車も後部を損傷してしまいました。

フロントガラスの曇りを防ぎ、視界を最大限確保

霧の日は湿度が高く、ガラスが曇りやすいので、次のことに気をつけてください。

  • デフロスターを早めにONに。
  • エアコンの除湿を活用。
  • 曇り防止の効果をあげるため、内側のガラスは日ごろから清潔に。

少しの曇りでも視界は大きく低下します。視界の確保は最優先の安全行動です。

周囲に目配りして注意深く運転

道路の白(黄)線や視線誘導灯(*)に従うほか、左右の景色、他車の状況にも気を配りながら運転しましょう。音楽などを聴きながら運転していた場合は音楽を止めるなどして周囲の音を聞きとれるようにしてください。道路の形状、例えばカーブや分岐、坂道などに気づくのが遅いと事故につながりやすくなります。安全運転支援システムなどが装備されている場合は活用するなど、状況を的確に把握するよう努めながら落ち着いて運転しましょう。

視線誘導灯とは:道路の両サイドやセンターラインに沿って端や線形を分かりやすく表示し、ドライバーの視線を誘導するものです。

体験者の声

ご契約者Cさま
10月の夜8時ごろに接触・衝突事故

工場の入り口にあるチェーンが、霧と暗さのせいで見えずに、そのまま道路と勘違いして直進してしまい、チェーンに接触。チェーンと柱を損傷し、自分の車もフロント部分を損傷してしまいました。

走行が困難、危険と感じたら、無理に走行しない

濃霧では視界がとても狭くなります。運転を続けることが困難、危険と感じたら無理をせずに、後続車に追突されずに停車できる場所を確保しましょう。

一般道ではコンビニなどの施設の駐車場などが考えられます。道路上に停車することは、ほかの車に追突される危険があるので避けましょう。
高速道路の場合は、最も近いPAやSAなどに停車しましょう。高速道路の本線上での停車は危険ですので絶対にやめましょう。
明かりの少ない場所で停車せざるを得ないときには、ハザードランプを点灯するなど、自分の車を目立たせるようにし、接触や衝突などのリスクを避けます。
安全な場所で霧が晴れるのを待ちましょう。

DATA

当社の事故受付データから

アクサ損害保険で受付けた小規模事故のなかで、最も多い事故は「静止物への衝突(25.2%)」、次いで多いのが「駐停車中の車両との接触(20.3%)」となっています。

「安全運転ファクトブック」より

「駐停車中の車両との接触」の主な原因の一つは、夜間や悪天候時などの駐車車両の見落としです。

「データから見る多い事故とは?対策と補償について徹底解説」より

4.まとめ

霧は自然環境や地形、季節など、さまざまな要因で発生します。
車でお出かけになる際は、目的地やそこまでの経路におけるお天気の状況や濃霧注意報などを確認することが大切です。
最近では天候が不順で、霧に限らず、大風や台風、線状降水帯など、車の運転には大変危険な状況が多くみられます。どのような場合にも、安全・安心の運転でご自身とご家族を守れるよう、あらかじめ情報収集しましょう。

もし濃霧になってしまっても、慌てずスピードを落とし、適切にヘッドランプやフォグランプ、ハザードランプなどを使用しましょう。
無理な運転を避け、状況が改善するまで待つという判断も、事故防止には大切なポイントです。

「急ぐより 無事な帰宅が なにより大事」です!!

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