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犬の病気事典:目の疾患

コリーアイ症候群

概要

コリーアイ症候群(コリー眼異常)は、コリー系の犬種やシェットランド・シープドッグに多く見られる眼の遺伝性疾患です。脈絡膜(みゃくらくまく)という眼球の後方(眼底)を包む膜に欠損や薄い部分が発生する病気です。眼底は大きく分けると三層構造になっており、内側から網膜→脈絡膜→強膜の順になります。脈絡膜は眼の外側にある白目の部分(強膜)と眼底の内側にある光や映像を感じ取る膜(網膜)に挟まれた位置にあり、脈絡膜の発達した血管から網膜に酸素や栄養を補給する働きをしています。
通常は軽度の障害で、特に症状もなく過ごせますが、重症化した場合は、視神経に障害が出たり、網膜剥離や眼底での出血を伴うと視力に障害が出てきたりします。この病気は左右の眼に対称に発生するわけではないため、片眼の視力が弱くても飼い主は気がつかない場合が多いです。
現在、一部の検査機関で遺伝子検査(血液検査)によって遺伝子異常があるか確認することが可能です。好発犬種において繁殖の計画がある場合や、飼っている犬が発症しやすいかを予測するために、遺伝子検査を行うのは有効な手段でしょう。

症状

多くの犬は無症状で、視力に障害もありません。重症化した場合、視力障害によって物によくぶつかるようになったり、鼻で探りながら歩く症状が見られます。視力障害があるかどうかを知りたいときは、犬から少し離れた場所で白いハンカチなどを落としてみて、それをしっかりと眼で追うかどうかを確認してみると良いでしょう。
そのほかには、生まれながらに眼球が小さい(小眼球)ことや、続発する症状として黒目が赤く見える(眼底出血、前房出血)、眼が急に大きくなる(ブドウ膜炎に続発した緑内障)、盲目(網膜剥離)などが現れる場合があります。

対象

好発犬種は、コリー系の犬種やシェットランド・シープドッグです。先天的な病気で、生後数ヵ月齢の時期〜1歳までに進行しやすく、眼底出血や網膜剥離を起こすと失明する可能性があります。

予防、治療

遺伝性の疾患なので、今後の発生率を下げる意味では、この病気の犬を繁殖に使用しないことが予防になります。
コリーアイ症候群に対しての決定的な治療法はありませんが、治療が必要になる場合も少ないです。若齢の時期に進行しやすいため、好発犬種は若齢期に眼底検査を行って、疑われる所見がある場合は定期的に経過観察をし、続発するそのほかの病気(ブドウ膜炎、緑内障、網膜剥離、眼内出血など)に対して早めに治療を行うと良いでしょう。

監修

白神 久輝 先生

埼玉県草加市にある「ぐぅ動物病院」の院長。2005年4月の開院以来、大学病院や専門病院と連携をとりながら、常に最先端の技術や機器を導入しており、飼い主の方にもわかりやすい説明でサービスを提供し続けている。また病気になりにくい体づくり(予防、日常ケア)のアドバイスも積極的に行っており、地域のかかりつけ医・中核病院として親しまれている。

「病気事典」には「アクサダイレクトのペット保険」の補償対象外の病気も掲載されていることがあります。

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