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犬の病気事典:皮膚の疾患

黒色被毛毛包形成不全

概要

黒色被毛毛包形成不全(こくしょくひもう‐もうほう‐けいせいふぜん)は、犬の毛のメラニン色素の形成や沈着に異常が起こり、進行性に黒色の被毛のみ脱毛を起こす病気です。黒色被毛脱毛症とも呼ばれ、似た病気に淡色被毛脱毛症があります。以前は異なる病気とされていましたが、現在は同じ遺伝性の疾患で、症状の現れ方が違う可能性が高いと考えられています。
この病気の犬は、生まれたときはほかの犬と変わらず発毛していますが、生後1ヵ月齢になると徐々に脱毛が始まります。黒色の被毛のみが抜け落ちてしまうのが特徴で、最終的には黒い毛がすべて抜け落ちてしまいます。弱々しく、まるで擦れて折れたような毛を多く含んだ脱毛を起こします。毛根部でメラニン色素を毛に送り込む機能に異常が発生し、毛の中にメラニンが過剰な部分(メラニン塊)が発生して折れたり切れたりしやすくなります。過剰なメラニン塊は毛包機能にも悪影響を与えてしまい、脱毛や発毛も少なくなり、徐々に完全に脱毛してしまいます。
この病気は皮膚のみに発生する病気で、命に関わるような異常が出ることはありません。犬にとってこの病気を発症したことへのストレスは少ないでしょうが、美観上問題になる場合や、二次的な皮膚感染症などの問題が発生した場合は治療をしましょう。

症状

生後1ヵ月を過ぎた頃から、黒色の被毛部分の毛が薄くなり始めます。毛がもろくなり、擦れやすい場所(顔、足先、胸〜お腹、前肢の肘の内側、洋服や首輪の当たる部分など)の被毛がまず擦り切れたように短くなります。数年間かけて、徐々に黒色の毛が完全な脱毛を起こします。黒色の毛以外はしっかりと生えています。痒みや赤みはありませんが、二次的に皮膚で感染(表在性膿皮症など)を起こした場合は、皮膚に赤みや痒みなどが現れます。

対象

生後1ヵ月過ぎに発生します。好発犬種としては、ドーベルマン、ビーグル、アメリカン・コッカー・スパニエル、ポインター、バセット・ハウンド、パピヨン、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ダックスフンド、ジャック・ラッセル・テリア、ボーダー・コリーなどが挙げられます。

予防、治療

決定的な予防法はありません。生後1ヵ月齢の頃から毛の状態を確認し、黒色の毛が徐々に薄くなる異常がある場合は、早めに専門家に相談しましょう。
治療も決定的なものはありません。緩和治療が主体になります。松果体ホルモンの投与や必須脂肪酸を内服して発毛を促し、皮膚のバリア機能を高めます。二次的に感染や炎症が起きている場合は、消炎剤や抗菌薬を内服します。皮膚病を予防するために、皮膚の保護機能を高めるシャンプーや細菌を鎮めるシャンプーで定期的に皮膚のバリア機能を高め、感染症を予防すると良いでしょう。

監修

白神 久輝 先生

埼玉県草加市にある「ぐぅ動物病院」の院長。2005年4月の開院以来、大学病院や専門病院と連携をとりながら、常に最先端の技術や機器を導入しており、飼い主の方にもわかりやすい説明でサービスを提供し続けている。また病気になりにくい体づくり(予防、日常ケア)のアドバイスも積極的に行っており、地域のかかりつけ医・中核病院として親しまれている。

「病気事典」には「アクサダイレクトのペット保険」の補償対象外の病気も掲載されていることがあります。

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