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雨の日のバイクの運転で心がけることは?
走行時の注意点や服装・装備など解説

雨の日のバイクの運転で心がけることは?走行時の注意点や服装・装備など解説

そもそもバイクは、ルーフのあるクルマと違って降り注ぐ雨がライダーを直撃する乗り物となります。また、二輪という不安定な乗り物であるため、濡れた路面では滑りやすく、安全に走行することが難しくなっています。バイクとライダーにとって、雨は天敵の一つ。できれば、雨の日は違う移動手段を使うなどバイクの運転は避けたいものです。

ただそうはいっても、バイク通勤やロングツーリングでホテルを予約していてスケジュールを変更できないときなど、現実的には、雨でもバイクで走らざるをえないケースもあると思います。また、日本は元来、梅雨の季節がある雨の多い国です。最近では、晴天だと思っていてもゲリラ豪雨による天候の急変も増えています。よってライダーは、常にしっかりとした雨対策をとっておく必要があります。

ここではまず雨の日のバイクの運転で、事故に遭わないための注意点や、服装・装備などの基本的なポイントを解説します。

1. 雨の日の運転について基本的な注意点

「急」がつく操作をしない

急ブレーキ、急加速、急ハンドル、急な体重移動はスリップの原因となるため厳禁です。晴天時の走行でも安全運転のためには重要なことですが、雨の日はさらに注意が必要です。また、急ブレーキの回避のため、通常より早めのブレーキを心がけてください。

スピードを抑えて、路面の危険を早めに察知

濡れた路面には、さまざまな危険が横たわっています。横断歩道や道路表示の白線・黄色線、水たまり、落ち葉、マンホールなどが、その代表的なもの。これらのタイヤをスリップさせる路面の危険を早めに察知し、走行ラインを変えて避けながら走ることが大切です。そのためには、いつもよりスピードを抑えて、路面も注視しながらバイクを運転する必要があります。また、避けられない場合は、なるべく車体をまっすぐ立てて安全な速度で通過してください。

2. 雨の日の服装、装備、便利なグッズ

雨の日の服装、装備、便利なグッズ

基本的に雨の日にバイクに乗るのは控えるのが賢明ですが、日本では梅雨の季節や秋の長雨があり、なかなか雨の日だからといってバイクを運転することを避けるのは難しい場合もあります。また、走行中に突然の土砂降りにあうことも珍しくはないでしょう。そんなとき、ずぶ濡れで走り続けるわけにはいかないので、常にレインウェアなどの雨具を携帯して雨対策をしておくことが重要です。ここでは、雨の日の服装、装備、便利なグッズなどについて解説します。

チョイ乗りや日帰りツーリングのレインウェア(雨具)は携帯性で選ぶ

通勤、通学、買い物といった、いわゆるチョイ乗りや日帰りの近場へのツーリング程度であれば、携帯性を重視してコンパクトなレインウェア(雨具)がおすすめです。車体に収納できるバイクであれば、必ず装備しておきましょう。価格もリーズナブルなものが多いです。コンパクトタイプの雨具は比較的生地が薄いので冷えやすく、体温を奪ってしまうため長時間の使用には向いていませんが、いざというときにはとても役に立ちます。

雨でも走らざるを得ない場合のレインウェアは耐水圧、防水性、透湿性で選ぶ

雨の日でもロングツーリングに出かけたりする場合は、耐水圧、防水性、透湿性に優れた本格的なレインウェア(レインスーツ)が必要です。ゴアテックスなどの防水透湿性の非常に優れた素材が用いられ、雨が侵入しやすい場所には二重カバーなどの工夫がされているレインウェアなどが快適です。特に透湿性に優れていると、ウェア内の湿気を外側に発散し、蒸れを抑えられるため、多少蒸れたとしても生地が張り付いてくるのを防止し、走行しやすくなるでしょう。

レインパンツはワンサイズ大きめを選ぶ

雨の日にバイクを運転する際、レインパンツのすその部分から雨水を侵入させないように気を付けてください。足が濡れてしまうと体温が急激に奪われてしまいます。また、濡れたズボンやシューズの中は乾きにくくて不快になるうえ、休憩で飲食店などに入る際には気が引けてしまうものです。ライディングの姿勢をとった際、レインパンツのすそとシューズの間が開かないサイズを選ぶと良いでしょう。

防水仕様のライディングジャケットを選ぶ

安全対策のためにライディングジャケットを購入する際には、同時に雨対策として防水性に優れた仕様のものを選ぶのがおすすめです。そうすれば、いざというときのための雨具は、レインパンツの携帯だけですむため荷物も増えずに便利です。

レインオーバーグローブ、レインブーツカバーを利用する

雨対策の装備や便利なグッズとしては、完全防水のレインオーバーグローブやレインブーツカバーがあります。それぞれ、グローブやブーツ(シューズ)の上から装着して使用するものです。防水仕様のグローブやブーツもありますが、完全防水になるため雨の日の長時間走行や豪雨の際には効果的です。

雨対策のレインウェアやグッズは、さまざまな性能の製品が多数揃っています。自分の運転スタイルにマッチしたものを選んで利用すれば、それほど雨を気にすることなく快適に走れるようになるでしょう。

3. 雨の日に適したタイヤや、バイク本体の安全装置

最新のタイヤやバイクの安全装置は、雨の日の運転をより安全に、そしてより快適にするための機能や装備が益々進化を遂げています。ここでは、雨天走行に適したタイヤの選び方、バイク本体の安全装置について解説します。

雨の日のバイクの運転に適したタイヤとは

  • タイヤの溝が多く、また特殊な形状になっていて排水性が高いもの
  • シリカ(二酸化ケイ素)が多く配合されたもの

タイヤに含まれるさまざまな配合剤のうちシリカ(二酸化ケイ素)は、発熱の抑制や雨で濡れた路面でのグリップ力の向上に効果を発揮します。

バイク本体の安全装置
(電子制御デバイス)

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)

急ブレーキをかけたときや滑りやすい路面でのブレーキ操作時などにタイヤがロックするのを防ぐための装置です。この機能によってタイヤのロックからのスリップ、転倒という事故を防止します。なお、126cc以上の新型車は、2018年10月からABSの装着を義務化、継続生産車も2021年10月から装着を義務化されます。

CBS(コンバインド・ブレーキ・システム/前後輪連動ブレーキシステム)

一般的なバイクのブレーキは前輪と後輪を個別に操作しますが、これを片側のみの操作で両輪のブレーキを作動させるための装置です。運転操作に不慣れな初心者ライダーによくある片側のブレーキのみを強く操作した場合でも、両輪のブレーキがバランスよく作動して、タイヤのロックからのスリップ、転倒という事故を防止します。なお、50cc超〜125cc(原付二種)の新型二輪車は、2018年10月からABSまたはこのCBSの装着を義務化、継続生産車も同様に2021年10月から装着を義務化されます。

引用元:国土交通省 二輪自動車への ABS(アンチロックブレーキシステム)の装備義務付け等に係る関係法令の改正について

トラクションコントロール

バイクの発進時や加速時にスロットルを開けすぎて、過剰な駆動力を与えてしまった場合や、滑りやすい路面によって後輪が空転(スピン)するのを防ぐための装置です。この機能によって、空転からの転倒やタイヤの横滑りの危険を防止します。

ウェット性能が高いタイヤやバイク本体の安全装置は、雨の日の走行にも安心感をもたらしてくれますが、機能だけに頼るのは危険です。限界のある機能を過信することなく細心の注意をはらい、必ず安全運転を心がけましょう。

4. バイク走行中、突然雨が降ってきたらどうする?

前述のように、簡易的なものでもバイク用のレインウェア(雨具)を携帯していたら、それを着用してある程度の雨なら走り続けられるでしょう。その際は、さらに慎重な運転を心がけましょう。では、運が悪いことに雨対策の備えが全く何も無い状態で、突然雨が降ってきたらどうすれば良いでしょうか。

雨の日バイクの運転は、時間や都合が許す限り、体力のあるうちにいったん運転を中止することです。それが、最も確実な安全策です。特に、雨の日は雨粒でさらに視界も悪くなります。ご自身が気を付けていても周りのクルマや歩行者なども視界が悪く、路面が滑りやすい状況となるため、いつも以上に注意が必要です。また、強い雨に打たれながら無理に運転していると、急激に体力も体温も奪われて危険な状態となり、大事故につながってしまう危険性があります。

それでも、やむを得ない事情がある場合は、ホームセンターや作業服店が近くにあれば、雨合羽・防水作業着などを購入して代用するという手もあります。その際、替えの靴下など濡れた衣類の着替えも揃えておいた方が良いでしょう。とはいえ、そのような事態にならないためにもバイクを運転する際は、どんなときでも雨対策の準備を万端にしてお出かけください。

5. 雨対策は万全!それでもバイクで事故を起こしてしまったら……。

雨対策は万全!それでもバイクで事故を起こしてしまったら……。

たとえ雨対策を万全におこなったとしても、残念ながらバイク事故のリスクを完全にゼロにすることは今のところ不可能です。万一バイクで事故を起こしてしまった場合、まずは落ち着くことが大切ですが、冷静に対処できないほど慌ててしまうことも予想されます。以下を参考に、どう行動すべきか確認しておきましょう。

  1. 1

    負傷者保護/二次被害の防止

    事故が起きた際、何よりも先に行うべきことは、負傷者保護です。交通量の多い場所では、後続車や対向車による二次被害が発生する可能性もあります。負傷者を速やかに安全な場所へ移動させ、救急車の手配を行ってください。またバイクも同様に安全な場所へ移動させてください。

  2. 2

    警察への届け出

    負傷者保護に加えて、事故後は速やかに110番通報のうえ、警察への届け出を行なってください。警察への届け出は、どんな些細な事故でも義務となります。警察への届け出を怠った場合には罰せられる可能性があり、また、損害賠償請求時に必要となる交通事故証明書が発行されないこともありますので必ず連絡をしましょう。

  3. 3

    事故現場の記録

    事故現場、バイクの損傷箇所、負傷箇所、信号機の色や一時停止の有無、双方の位置関係などについて、写真やメモで可能な限り詳細に記録しておきましょう。損害賠償請求の際、重要な資料となります。

  4. 4

    相手方の情報を確認

    事故の相手方の氏名、住所、連絡先、ナンバー、契約保険会社などの情報について確認しておきましょう。

  5. 5

    目撃者の確保/監視カメラ・ドライブレコーダーの記録の確保

    損害賠償請求において、目撃者の証言は貴重な証拠となります。目撃者がいれば氏名、住所、連絡先などの情報は必ず聞いておくようにしてください。また、監視カメラやドライブレコーダーの記録も重要なので、必ず確保しておきましょう。

  6. 6

    加入している保険会社(任意保険)に連絡する

    バイク保険(任意保険)に加入している場合は、忘れずに保険会社に連絡しましょう。バイク保険では自動車保険と同様に一般的な補償として、万一の事故などのトラブルで他人を死傷させたり他人のクルマや財物(モノ)に損害を与え法律上の賠償責任を負うことになった場合の補償があります。また、保険会社によってはご自身やバイクについての損害について補償してもらえる商品もあります。

    電話を受けた保険会社の担当者が、事故現場での緊急措置のアドバイスから、バイクが自走不能になった場合のロードサービスの手配などサポートしてくれます。

    このように、雨の日の万一の事故でも、頼りになるのがバイク保険(任意保険)です。なお、バイク保険の補償範囲やロードサービスの内容は異なりますので、各保険会社のウェブサイトなどを確認してみましょう。

この記事では雨の日のバイクの運転の注意点、安全対策について解説してきました。雨天走行で発生しやすい危険を事前に学び、適切な対策をとることが、バイクライフに不幸をもたらさないためにはとても大切です。バイク保険への加入も含め、安全安心をしっかりと身に付けて走りましょう。

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