企業情報

保険金支払審査会の
実施状況 2018年度

当社では、保険金支払の適切性を確保するために、社外の弁護士や有識者を含めた委員により構成される保険金支払審査会を設けております。
保険金支払審査会は、当社が保険金支払いの対象外とした判断の妥当性を審査しております。
審査対象は約款免責・告知義務違反などの理由により、保険金支払に該当しないと判断した事案のうち、お客さまより不服のお申し出がなされた事案となります。審査は原則として毎月1回開催され、結果については文書等でご連絡させて頂きます。
2018年度(2018年4月~2019年3月)において保険金支払審査会を1回開催し、以下1件の審議を行いました。

2018年度(2018年4月~2019年3月期)

自動車

補償項目 判断のポイント 事案概要と審議結果
他者運転危険補償特約 車両の所有権の移転について A氏は無保険状態の車両運転中に追突事故を起こし、相手方車両に損害をあたえました。A氏は、本件事故の前に当該車両を友人B氏に売却しており、本件事故当時はB氏から当該車両を借用して運転していたと主張され、A氏の父親が加入している「他者運転危険補償特約」付のAXAの自動車保険での対応を当社に依頼されました。しかし、A氏が友人B氏に車両を売却したという客観的な事実が認められないとして、保険金支払に該当しないと当社が判断したところ、当社判断を不服として異議申し立てがなされました。
申告内容や経緯等を総合的に判断した結果、当該車両の所有権の移転について、車検証記載の所有者A氏から友人B氏に売却されたと認めるに足りる客観的要素は乏しく、当該車両が他車運転危険補償特約における保険金支払の要件である「他の自動車」にあたることが合理的な疑いを越える程度に立証されたとは認められないことから、本件保険金の不払い判断を適切と決議いたしました。

臨時に他の自動車を使用する場合の危険を補償する特約。