当社システムに対する不正アクセスの発生および
情報流出の可能性について(第2報)
アクサ損害保険株式会社は、ペット保険のシステムの一部に対する不正アクセスの発生およびお客様の情報の一部が外部に漏えいした可能性について、7月25日に第1報※1として公表しました。
https://www.axa-direct.co.jp/company/official_info/announce/2025/250725.html
第1報でご案内のとおり、すでに外部からのアクセスを遮断する措置を実施済みで、本件の影響によりお客様の情報が不正利用された事実は、現時点で確認されていません。その後調査を進め、現時点で判明している内容について下記の通りお知らせします。
この度は、お客様および関係者の皆様に多大なご心配をお掛けすることとなり、深くお詫び申しあげます。
記
1. 概要
当社のペット保険のシステムの一部が第三者により不正にアクセスされたことを確認しました。すでにご案内のとおり、外部からのアクセスを遮断する措置を実施済みです。社内および専門業者によるフォレンジック調査※2の結果、3月19日から4月21日までの期間、外部から侵入した第三者がお客様および関係者に関する情報を抜き取ろうとしていた可能性があると推測され、外部に漏えいした可能性があることが判明しました。
サーバーやネットワークなどのデジタル機器に対し、専門的な技術を用いて不正アクセスやマルウェアの侵入経路、被害範囲、情報漏えいの有無などを詳細に解析・記録・検証する調査
本件については、すでに所轄警察署へ不正アクセスの発生を申告し、事件相談として受理されています。なお、現時点では、本件によるお客様および関係者の情報が外部に漏えいした事実及び不正利用された事実は確認されていません。
2. 不正アクセスされたおそれ、または漏えいの可能性があるデータ件数
外部から不正アクセスされたおそれ、または漏えいの可能性のあるデータ件数は、以下のとおりです。
| データ区分 | 件数 | 漏えいの可能性がある個人情報の詳細 |
|---|---|---|
| 既契約者・被保険者(解約も含む) | 約14.3万件 | 住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、証券番号、保険金給付情報、交渉履歴、金融機関口座情報※3 |
| 見積もりや資料請求をされた方 | 約39.9万件 | 住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス |
| 賠償責任保険の被害者の方 | 約1千件 | 住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、保険金給付情報、交渉履歴、金融機関口座情報※4 |
| 動物医療機関・医療調査業務協力先 | 約1万件 | 住所、名称、電話番号、金融機関口座情報※5 |
| 保険代理店 | 199件 | 住所、名称、金融機関口座情報※6 |
5.2万件が該当
381件が該当
446件が該当
126件が該当
3. 再発防止策
不正アクセスの検知後は、インターネットからペット保険関連のシステムへのアクセスを遮断しています。
今後の対応処置として、ペット保険のみならず、他商品のシステムについても脆弱性の管理を強化します。また、攻撃に対する防御策と異常検知の仕組みを強化し、セキュリティインシデント管理を強化します。当社は、本件の重大性を深く認識し、セキュリティ対策の強化に努めるとともに、再発防止に全力で取り組んでまいります。
4. 対象のお客様および関係者へのご案内について
情報が漏えいした可能性のあるお客様および関係者の皆様に対しては、個別にご連絡させていただきます。なお、個別のご連絡がつかない皆様については、本公表をもって当社からのご連絡に代えさせていただきます。
以上
本件に関するお問合せは、以下のお問合せ窓口へご連絡くださいますようお願い申しあげます。
よくあるご質問
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流出した可能性のある情報はどのような顧客データか?
当社との間にペット保険の契約があった既契約者・被保険者(解約を含む)の方については、以下の情報が漏えいした可能性がございます。
住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、証券番号、保険金給付情報、交渉履歴、金融機関口座情報当社公式サイトでペット保険の見積もりや資料請求をされた方については、以下の情報が漏えいした可能性がございます。
住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス賠償責任保険の被害者の方については、以下の情報が漏えいした可能性がございます。
住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、保険金給付情報、交渉履歴、金融機関口座情報動物医療機関・医療調査業務協力先については、以下の情報が漏えいした可能性がございます。
住所、名称、電話番号、金融機関口座情報代理店様については以下の情報が漏えいした可能性がございます。
住所、名称、金融機関口座情報、 -
クレジットカード、銀行口座の情報も漏えいしたのか。
クレジットカード情報は今回の漏えい疑義の対象には含まれておりませんので、クレジットカードのご利用や金銭的な影響はございません。
ただし、既契約者・被保険者の方、賠償責任保険の被害者の方、医療調査業務の委託先企業様、一部の代理店様については金融機関口座情報が漏えいした可能性がございます。 -
アクサからメールやレターが届いた人は、被害の可能性が高いのか。
いいえ、お知らせの対象となったお客様に関して、現時点では本件に関わる個人情報の不正利用等は確認されておりません。また、被害が発生した事実やその可能性につきましても確認されておりません。ただし、影響の可能性を完全に否定できないため、過去当社との間にペット保険のご契約があった、もしくはこれまでご契約がなく当社公式サイトでペット保険の保険料照会をされたお客様には念のためご案内を差し上げております。
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今すぐにしなければならない対応はあるか。
現時点では、お客様側での必要な対応はございません。ご不明な点やご心配、また万が一、不審な請求や身に覚えのない連絡を受けるといったことなどがありましたら、以下の弊社のお問合せ窓口までご連絡ください。
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不審な電話やメールが届くようになったのは、今回の件が原因なのか。
大変申し訳ございませんが、お客様に届いております不審な連絡が今回の漏えいと直接関係しているかどうかにつきまして特定することができないため、弊社のお問合せ窓口までご連絡いただくか、最寄りの警察署や『フィッシング110番』などの相談窓口にご連絡ください。
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アクサからメールやレターが届いたが、問合せをしたほうが良いか。
ご不明な点やご心配なことがありましたら、遠慮なく弊社のお問合せ窓口までご連絡ください。
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再発防止策は策定されているのか?
不正アクセスの検知後は、インターネットからペット保険関連のシステムへのアクセスを遮断しております。
今後の対応処置として、ペット保険のみならず、他商品のシステムにつきましても脆弱性の管理強化を図ります。また、攻撃に対する防御策と異常検知の仕組みを強化し、セキュリティインシデント管理を強化してまいります。当社は、今回の事態を重く受け止め、再びこのような事象が起こらぬよう、本件の重要性を深く認識し、セキュリティ対策の強化に努めるとともに、再発防止に全力で取り組んでまいります。