2016/09/15

【迷子猫・迷子犬対策】マイクロチップ装着のメリットと費用

2016/09/15

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 ペットが迷子になってしまったとき、「マイクロチップ」があればスムーズに捜索できると言われています。
 では、マイクロチップにはどのような機能があり、どこで購入・装着することができるのでしょうか。
 また、マイクロチップを装着することで、何かデメリットはないのでしょうか。

 マイクロチップに関する知識と、その重要性についてご紹介します。

マイクロチップってなに?

マイクロチップには、飼い主さんのデータが登録されています。

マイクロチップには、飼い主さんのデータが登録されています。

 動物に埋め込むマイクロチップは、長さ8mm〜12mm、直径2mm程度の円筒形で、アンテナとICを内蔵している「電子タグ」です。15桁の固有の数字がデータとして記憶されていて、「リーダー」と呼ばれる専用の読取機を使ってそのデータを読み取ることができます。

 ペットにマイクロチップを装着していれば、迷子や災害などで飼い主さんと離れ離れになった動物が保護された際、自治体や動物病院がリーダーでマイクロチップの情報を読み取り、すぐに飼い主さんに連絡をとることができます。

 マイクロチップの耐久年数は30年程度で、作動に電池は必要ありません。途中で交換する必要はなく、一度埋め込むと半永久的に使用できます。

マイクロチップの普及率は年々増加

マイクロチップは、犬や猫をはじめ、様々な小動物に埋め込むことができます。

マイクロチップは、犬や猫をはじめ、様々な小動物に埋め込むことができます。

 マイクロチップは、犬や猫、ハムスターなどの小動物に埋め込んで装着することができます。動物園や水族館では哺乳類のほか、爬虫類や魚類などほとんどの動物 にマイクロチップが装着されていますが、一般の家庭で飼育されているペットにマイクロチップを使用している例は、まだそれほど多くはありません。

 環境省の調査によると、ペットの所有者表示の方法として、連絡先を記入した首輪や名札を装着している人が合計85.4%であったのに対し、マイクロチップを選択している人はわずか7.8%(2011年度)。

 しかし、マイクロチップ装着を推進する自治体も多く、補助金なども交付されているため、装着率は年々増加しています。マイクロチップの情報を登録する「動物IDデータベースシステム」には、2010年度末時点で450,414件であった登録が、今ではその約3倍となる1,352,092件が登録されています(2016年7月28日時点)。

【参照】
環境省「犬猫のマイクロチップの義務化について」
https://www.env.go.jp/council/14animal/y143-19/mat05.pdf

動物IDデータベースシステム
https://www.aipo.jp/

マイクロチップ装着義務化への動き

ペットを連れて外国に行く場合は、マイクロチップ埋め込み証明書が必要になります。

ペットを連れて外国に行く場合は、マイクロチップ埋め込み証明書が必要になります。

 外国では、ペットへのマイクロチップ装着が広く行われている国もあります。スイスやフランス、ベルギー、オーストラリアなどでは、犬へのマイクロチップ装着は飼い主さんの義務です。
 また、海外から日本へ犬や猫を連れてくるときは、「マイクロチップ埋め込み証明書」の提出が必要になります。日本から海外へ連れていく際も、国によってはマイクロチップの装着が必要になります。

 近年は、日本でもマイクロチップの装着義務化への動きがあります。環境省では、平成24年9月に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」附則第14条および15条において、平成30年までにマイクロチップ装着の義務化を検討する、と発表しました。

【参照】
動物の愛護及び管理に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48HO105.html

マイクロチップのメリット

マイクロチップのデータは、専用の「リーダー」で読み取ります。

マイクロチップのデータは、専用の「リーダー」で読み取ります。

 では、なぜペットにマイクロチップを装着する必要があるのでしょうか。

 マイクロチップを装着する最大のメリットは、迷子や地震、事故などで飼い主さんと離れ離れになったペットが保護された場合、すぐに身元確認ができることです。

 環境省の調査によると、平成26年度に負傷動物として保護された犬・猫のうち、飼い主さんが引き取ることができたのは、犬が約28%、猫はわずか約0.3%でした。

 また、東日本大震災の際、ある自治体で保護された犬と猫のうち、迷子札や鑑札、狂犬病の注射済票を身に着けていた場合は100%飼い主が判明しましたが、迷子札のついていない首輪のみの場合、飼い主が判明したのは犬は0.5%のみ、猫の場合はゼロでした。
 この震災の後、マイクロチップの重要性が改めて見直されました。

【参照】
環境省統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

環境省「東日本大震災におけるペットの被災概況」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508c/01.pdf

 仮に首輪や迷子札に飼い主さんの情報を記載していたとしても、それ自体が破損してしまったり、外れてしまったりすることがあります。しかしマイクロチップは一度体内に埋め込めば、一生無くなることはありません。

 情報の登録は、とても簡単です。マイクロチップを埋め込んだ後、飼い主さんは日本獣医師会に氏名や住所、電話番号などの情報を記載した申込書を送付します。その情報は、日本動物愛護協会、日本動物福祉協会、日本愛玩動物協会、日本獣医師会によって構成される「AIPO(動物ID普及推進会議)」のデータベースに登録され、動物病院や動物愛護センターから照会することができます。

 もし、マイクロチップを装着したペットが動物病院や警察署 、動物愛護センターなどで保護された場合、マイクロチップに記録された数字を読み取ってデータを照会することで、すぐに飼い主さんに連絡することができるのです。

 災害への備えについては、「災害時にペットを守るために。同行避難時の救護対策を確認しよう」も併せてご覧ください。

マイクロチップのデメリット

マイクロチップを埋め込んでも、体内に影響はありません。

マイクロチップを埋め込んでも、体内に影響はありません。

 マイクロチップを体の中に埋め込むことによって、何かデメリットはあるのでしょうか。

 マイクロチップが発する電磁波による健康被害を懸念している飼い主さんもいますが、日本獣医師会によると体内における影響は認められないそうです。

 レントゲンやCTスキャンの操作にも特に影響はなく、一部のMRI機器で画像が乱れる現象が出るという報告がありますが、ほとんどの場合は問題ないと報告されています。

 また、マイクロチップは、安全性の高い生体適合ガラスやポリマーで覆われているので、副作用やショック症状等の報告もありません。

 飼い主さんの中には、マイクロチップを埋め込む際の痛みを心配する方もいらっしゃいますが、その際は部分麻酔を使用するなどの方法もありますので、獣医さんに相談してみてください。

マイクロチップの装着方法と費用

マイクロチップは専用のインジェクター(注入器)で埋め込みます

マイクロチップは専用のインジェクター(注入器)で埋め込みます

 マイクロチップの装着は医療行為となるので、動物病院で獣医さんが行います。専用のインジェクター(注入器)で動物の体内に埋め込みますが、短時間で埋め込むことができ、体への負担はほとんどありません。

 犬は生後2週、猫は生後4週頃から埋め込みができると言われていますが、個体差があるので獣医さんに相談してください。

 費用は動物病院によって異なり、一般的には数千円〜1万円程度です。また、情報の登録に別途1,000円の費用がかかります。マイクロチップ推進事業として費用の一部助成を行っている自治体もあるので、お住まいの自治体にお問い合わせください。

 もしかしたら、うっかり外に出て迷子になってしまったり、自然災害でペットと離れ離れになってしまうことがあるかもしれません。
 そんなとき、一刻も早く大切なペットと巡りあうためにも、マイクロチップの埋め込みを検討してみてはいかがでしょうか。

ご存知ですか?「マイクロチップ装着特約」

 アクサダイレクトのペット保険には、マイクロチップを装着していると保険料が割引になります。

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