2015/07/31

愛猫は自慢の末娘|糖尿病、乳がんを乗り越え、深まる絆

2015/07/31

愛猫は自慢の末娘|糖尿病、乳がんを乗り越え、深まる絆

 女の子のねこちゃんパンサーが福島家にやってきたのは、今から16年前。
 息子の享之(たかゆき)さんが高校生の頃、家に連れて来たそうですが、お父さんの隆さんはねこちゃんが大の苦手。当初は飼うのを反対していたそうですが、パンサーの可愛らしい姿に隆さんはすっかり魅了され、福島家へ迎え入れることになりました。
 しかし、その後、パンサーにとってもご家族にとっても辛い出来事があったのです。

大切に育てられたパンサー、そんなとき思いもよらぬことが…

 パンサーは、端正な顔立ちに真っ白でスベスベな毛並みが特徴の美人さん。性格も穏やかで、ご家族を困らせるようなこともほとんどありません。
 福島家は元気な息子さんがお2人ということもあり、隆さん、お母さんの裕美子さんにとっては待望の女の子が訪れたようなもの。パンサーは大切に大切に育てられました。

 まるで末娘のように可愛がられて育ったパンサーですが、4年前、糖尿病を発症してしまったのです。
 隆さんが体調を壊し、入院したことがきっかけでした。
 「大好きなお父さんがいない」、パンサーにとって大きな不安、ストレスだったのでしょう。

 さらに、糖尿病の治療を続けていたある日、裕美子さんがパンサーのお腹を触ったところ、乳の近くにシコリがあるのに気づき、慌てて病院へ。

 診断の結果を聞いた裕美子さんは愕然としました。乳がんの可能性がある、と言われたのです。

女性として、親として…悩んだ末に下した決断

診断結果を聞いた当時を思い出す裕美子さん

診断結果を聞いた当時を思い出す裕美子さん

 もし乳がんだった場合、手術しないと半年、手術しても1~2年の命になることを告げられたそうです。
 「可能性がある」という診断ではありますが、ねこちゃんの乳がんは、実際に手術し、且つ、その後の精密検査がなくては、がんの有無が正確に分からないと言われたそうです。
 「パンサーは女の子ですから…。たとえ手術だとしても、身体に傷をつけてしまうのはなかなか受け入れられなくて。避妊手術でさえも可哀そうだと思ったくらいなんです。」
 裕美子さんは、その場では決断ができず、一旦、病院を後にしたそうです。
 しかし、なによりも大切なのは、愛娘・パンサーの命。パンサーと過ごす明るく楽しい日々は何事にも代えがたいと、ご家族の気持ちは同じでした。翌日、ご家族とも話し合い、パンサーの手術を決断したのです。
 さっそくパンサーの手術が行われ、無事成功。あとは、精密検査の結果が出るのを待つだけです。

 パンサーの手術後、食事の世話はもちろん、パンサーが動きやすいように大きさを調整した和紙のカラーや傷口を舐めないように洋服を作ったり、親身になって看病していました。
 特に、お手製のカラ―や洋服には動きやすさや傷口のためだけでなく、「せっかくだから、いろいろとおしゃれにしてあげたい」という裕美子さんの親心もあって、華やかな模様の和紙をチョイスするなどのこだわりよう。

裕美子さんお手製和紙のカラ―を巻いたパンサー

裕美子さんお手製和紙のカラ―を巻いたパンサー

 そんな親心が届いたのか、精密検査から1年半年後の夏頃、乳がんでなかったことがわかりました。これは、1~2%の確率という非常に稀なケースなのだとか。
 さらに驚いたことに、患っていた糖尿病も治っていたそうです。まさに、隆さん、裕美子さんの献身的な看病のおかげですね。

「言葉が通じているような気がする」、深まる親子としての絆

パンサーを見守るご夫妻の優しいまなざし

パンサーを見守るご夫妻の優しいまなざし

 隆さんの入院、パンサー自身の手術など予期せぬ事件が立て続けに起こってしまったトラウマで、”家族の異変” に対して過敏になってしまったパンサー。
 今では、隆さんが外出する際、玄関までお見送りをするのがパンサーの役割に。
 まるで、お父さんがまた長い間どこかへ行ってしまうのではないか、と心配しているようにも見えます。

 「”今日は、お父さん外出するからね”と言うと、大人しくお留守番できるんですけど、そうじゃないと、いつまでも玄関で待ってしまうんです」と、裕美子さん。「なんだか、私たちが話していることを理解しているような…人間の言葉が通じているような気がするんです」と優しく微笑みます。

隆さんにブラッシングされて気持ちよさそうなパンサー

隆さんにブラッシングされて気持ちよさそうなパンサー

 パンサーが体調を崩してからというもの、ねこちゃんも人間と同じ、健康診断が大切!と思ったそうで、今でも、パンサーの体調チェックを怠らないようにしているのだとか。
 パンサーの体調がすぐれなかった頃は、ご夫妻がパンサーを気遣い、パンサーもまたご夫妻を心配して…。
 手術という大きな試練を乗り越え、パンサーとご夫婦の絆はよりいっそう深くなったようです。

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