2016/06/28

猫が水を飲まない時は病気の前兆?正しい水の飲ませ方と対処方法

2016/06/28

Kitten drinking water from a glass. Muzzle kitten large. Kitten

 うちの猫、あまり水を飲まないな・・と感じたことはありませんか?たかが水と軽く考えてしまいがちですが、実は水を飲まないことで病気につながってしまうことも。病気にならないために必要な水分量は、体重1kg当たり60〜70ml。もちろん必要な水分量は、直接の飲水だけでなく食事からも補給できますので、大きな猫が多量の水を飲まないといけないというわけではありません。ですが、一日を通して目安に達していない場合は、飼い主さまの方でいろいろと工夫をしてあげることが大切です。

猫はもともと水をあまり飲まない動物。 上手に水を飲ませてあげ、病気を予防しましょう!

猫はもともと水をあまり飲まない動物。上手に水を飲ませてあげ、病気を予防しましょう!

要注意!水を飲まないことでかかってしまう危険のある病気

・尿石症
 あまり水を飲まずに濃度の濃い尿が習慣化してしまうと、膀胱内に尿石が出来てしまいます。膀胱内の尿石は膀胱や尿道を傷つけるため、血尿が出たり、排泄の時に痛みをともなうこともあるので注意が必要です。

・膀胱炎
 尿石症を放置すると、膀胱が炎症を起こし、膀胱炎につながる危険も伴います。症状は血尿のほか、うめいたり、いきんだりしながら排尿しようとするなど、明らかに苦しそうなそぶりを見せます。ひどい場合はお腹を触るだけで痛がることも。適切な処置をしないと尿道閉塞となって、死につながる恐れもあります。

・慢性腎不全
 猫が一番なりやすい病気のひとつです。食欲や元気が低下し、毛づやもなくなってしまいます。嘔吐や下痢、便秘、体重の減少などが主な症状ですが、注意していないとなかなか気づかないことも多いものです。発見が遅れると死に至ることも多いため、水を飲ませることのほかに、定期的に動物病院で健康診断をすることも重要です。

猫が病気でつらい思いをしないよう、上手に水を飲ませてあげたいですね。

猫が病気でつらい思いをしないよう、上手に水を飲ませてあげたいですね。

上手に水を飲ませてあげるポイント

その1 〜器編〜

1) 器の材質を変える
 陶器・ガラス・金属・プラスチックなどがありますが、猫によって好みが変わるので、どのタイプが好みか幾つか試してみましょう。

2) 表面積の大きい器を使う
 神経質な猫だとひげにものが触れると飲水を止めてしまう事もあります。ひげが当たらない器を選びましょう。

3) 器を置く場所を変える
 猫がよくいる場所やよく立ち寄る場所に、あらかじめ水を置いておくのも手。器と接触する機会を増やしましょう。

4) その猫専用の器を用意する
 多頭飼いの場合は、他の猫の匂いがする器だと水を飲まないケースも。特に他種族の動物との相性は悪い場合が多いようです。人間と同じように、それぞれに専用の器を用意してあげたいですね。

その2 〜食事編〜

1) ドライフードからウェットフードに変更
 ウェットフードは、なんと全体の75〜80%が水分。ウェットフードに変えることで、食事と一緒に水分が摂る事ができます。

2) 食事をふやかせてから与える
 ドライフードの場合ふやかしてから与えるのもおススメです。ただし、あまり水を混ぜすぎると食べてくれなくなるので、はじめのうちはスプーン1〜2杯から始めてみましょう。

3) 食事の回数を増やす
 実は1日のカロリーが同じ場合では、1日1食よりも1日3食の方が、飲水量が増えたという研究データもあります。食事を小分けにしてあげることで飲水量が増えることもあるようです。

器や食事など少しの工夫で、水を飲んでくれるようになることも多いものです。

器や食事など少しの工夫で、水を飲んでくれるようになることも多いものです。

その3 〜水に工夫編〜

1) 水に香りを付ける(カルキ臭を消す)
 猫はカルキ臭が嫌いなので、水道水そのままでは飲んでくれないことケースも多いです。一度お湯を沸かしてカルキ臭を消したり、魚や鳥肉のゆで汁などを少し足して風味をつけるのもGood。ただし、塩や醤油などの味付けは厳禁。塩分過剰になってしまいます。

2) 常に新鮮な水を用意
 猫は新鮮な水を好む場合が多く、出来るだけこまめに水を取り替えてあげるとよいでしょう。寝る前に飲水をする猫も多いため、就寝前に新しい水にかえてあげるのもいいかもしれません。

3) またたび水を使う
 またたびには木のもの、粉末状のものなど幾つか種類がありますが、ここでは水に溶けるタイプのまたたびを選び水にまぜてください。ほとんどの場合で効果があるようですが、あげ過ぎはNG。通常のまたたびでも同じですが、正しい容量を守るのが大切です。目安としては、0.5gを時々与える程度がよいようです。

それでも飲んでくれないときは!?

 上記の方法を試しても効果がない場合や、病院から水分が足りなくて危険だと判断された場合は、可哀想ですが強制的に水を飲ませることも考えなくてはなりません。そのときは怖がらないように、優しく声をかけてあげ、少しでもリラックスさせてあげることが重要です。

 器具は以下のものがおススメです。それぞれにメリット・デメリットがあるので、状況に応じて使い分けたいですね。

・スポイト
 文具やなどで売っているスポイトは、安価で手に入れやすい反面、先がすぐつぶれてしまうのが難点です。調剤薬局などで扱っている赤ちゃん用のスポイトはやや値段はあがるものの、先が丸くなっているので歯茎などを傷つけないのがうれしいポイント。

・注射器
 最も水をあげやすい器具のひとつである注射器。動物病院にいかないと手に入らないという難点があるものの、飲ませた量が分かりやすいなど、水やりに適した器具となっています。

・哺乳瓶
 動物用の哺乳瓶も水をあげるのには最適。最初は嫌がるので、口の横方向から入れてあげるのがポイント。上手く突っ込まないと噛まれてしまい、2〜3回で破けてしまうことがあるので注意が必要。

・ストロー
 急場を凌ぎたいときは、すぐに手に入るストローが活躍します。太さもいろいろな種類があり、僅かの量の給水には便利です。使い捨て出来るので衛生的にも安心ですが、あくまでピンチヒッターということを忘れずに。しっかりと水をあげるには、やはりきちんとした器具を使った方がよいでしょう。

どの器具を使う場合でも、スキンシップをとりながら優しくあげてくださいね。

どの器具を使う場合でも、スキンシップをとりながら優しくあげてくださいね。

 初めはいろいろと試行錯誤があり、なかなか水を飲んでくれないこともあるかもしれません。しかし、可愛い猫たちが病気で苦しまないためにも、飼い主さまの工夫で水を飲みたくなるようにしてあげたいですね。

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