2016/11/15

猫のトイレを置くべき場所と数。失敗の原因から正しいしつけまで

2016/11/15

img_toilet_kv

 新しい猫を迎え入れたら、まず始めるのがトイレトレーニング。
 猫が好むトイレの環境を整え、気持ちよく排泄できるように飼い主さんが手助けしてあげましょう。

「トイレサイン」に注意しよう

 床の匂いをクンクン嗅いだり、引っ掻いたり、お尻をムズムズさせたり、グルグルウロウロしだしたら、それは「トイレサイン」です。
 猫をそっと抱きかかえて、トイレの砂の上に乗せてあげましょう。

 このとき、飼い主さんが慌ててしまうと、猫が恐怖心を抱いてしまいます。優しく、落ち着いて対応することが重要です。

慌てたり、乱暴に扱うと怖がります。そっと優しく抱き上げてください。

慌てたり、乱暴に扱うと怖がります。そっと優しく抱き上げてください。

 上手にトイレで排泄できたら、しっかりと褒めてあげましょう。失敗しても叱ってはいけません。

 また粗相をしてしまったら、臭いが残らないようにすぐに掃除をしてください。
 臭いが残ってしまうと、猫はその場所を自分のトイレだと勘違いしてしまいます。

 臭いが残らないお掃除方法については、こちらをご参照ください。
猫の臭いがする部屋を徹底消臭!正しいトイレのしつけ方と対策

トイレのしつけは比較的簡単

猫は一般的に1〜2週間くらいでトイレの場所を覚えます。

猫は一般的に1〜2週間くらいでトイレの場所を覚えます。

 猫は生後1ヶ月を過ぎると、母猫の手を借りずに自力で排泄するようになります。そうなったら、トイレトレーニングのスタートです。

 猫のトイレトレーニングは、犬と比べて簡単だと言われています。それは、猫が元々砂漠で生活していた動物で、砂の上で排泄することを本能的に知っているからです。

 そのため、数回トイレの場所を教えてあげると、早い場合は1〜2日で、遅い場合でも1〜2週間でトイレの場所を覚えることがほとんどです。

 もし数ヶ月経ってもトイレの場所を覚えなかったとしたら、設置場所や排泄環境に何らかの問題があるのかもしれません。

トイレは「静かな」「飼い主の目が届く場所」に設置

 まず気をつけたいのが、トイレを設置する場所です。
猫のトイレは、静かで、臭いがこもらないような風通しの良い、エサ場からは離れたところに設置します。

 「掃除がしやすいから」「臭いが気になるから」と、洗面所や廊下の奥など人目につかない場所にトイレを置きたい方もいらっしゃると思いますが、その場合は注意が必要です。

 たとえば洗面所の場合、近くに洗濯機があると大きな音や振動がします。猫は排泄中に驚かされると、その後トイレを使用することを怖がるようになります。
玄関先などの人通りが多い場所も、気が散ってしまうため嫌がるかもしれません。

飼い主さんがさりげなく観察できる場所に、トイレを設置しましょう。

飼い主さんがさりげなく観察できる場所に、トイレを設置しましょう。

 また、全く人目につかないところも避けましょう。1日何回おしっこをしたのか、うんちの状態はどうかなど、排泄の様子をチェックすることは、猫の健康管理をする上でも重要なポイントです。

 徐々に生活ペースを掴んできたらトイレを移動させても良いですが、猫を迎え入れてすぐのときは、できるだけ飼い主の目が届く場所にトイレを置いた方が良いでしょう。

 一戸建てなどで1階・2階と異なる階層に猫が移動する場合は、それぞれの階にトイレを用意してあげましょう。

多頭飼育の場合、トイレの数は「猫の数+1」

 複数の猫を飼っている場合、トイレの数は猫の数よりも1台多く用意しておくことが理想的です。

複数の猫がいる場合は、トイレを多めに用意しておきましょう。

複数の猫がいる場合は、トイレを多めに用意しておきましょう。

 仮に1匹の猫が2つのトイレを使用してしまった場合、残された猫は他の猫の臭いがついたトイレは使用できず、部屋の中で粗相をしてしまう……といったことになりかねません。

 何かあったときの「緊急用」として、猫の数より多いトイレを用意しておくと安心です。

トイレの失敗、原因は?

 なかなかトイレの場所を覚えなかったり、今まで上手にトイレが使えていたのに失敗するようになったら、何か原因があるのかもしれません。

【その1】泌尿器系のトラブル
 膀胱炎などの泌尿器系のトラブルがあり、排泄がコントロールできなくなっている可能性があります。

 成猫の平均的な排泄回数は、おしっこ1日2〜4回、うんち1日1〜2回程度です。
 何度もトイレを使用していたり、排泄後も落ち着かない様子だったり、尿の量や色に異常があったら獣医さんにご相談ください。

 猫の膀胱炎について、くわしくはこちらをご参照ください。
猫の膀胱炎|原因と症状は?おしっこが1日出ないなら、すぐ病院へ!

トイレの砂を急に変えると、違和感でトイレを使用しなくなることもあります。

トイレの砂を急に変えると、違和感でトイレを使用しなくなることもあります。

【その2】トイレの砂が変わった、気に入らない
 トイレの砂の種類を変えたり、また変えていない場合でも急にトイレの砂が気に入らなくなることがあります。
 そのようなときはもう一つトイレを用意し、別の砂を入れて様子を見てください。
 トイレの砂を変えるときは、最初のうちは古い砂を多少混ぜておくなど、徐々に切り替えていくほうが良いかもしれません。

【その3】トイレのサイズが合っていない
 子猫のときに用意したトイレが、成長と共に窮屈になってしまい、使用しにくくなっているのかもしれません。

 猫は、全体的にトイレは「大きめ」のサイズを好むとされています。具体的には、猫の全長の1.5倍以上が理想的です。

【その4】トイレが汚れている
 猫はとてもきれい好きです。自分の排泄物でも、トイレに残っているのが気に入らず、使用しなくなる場合があります。
 猫が排泄したら、毎回おしっこやうんちを取り除いてあげるのが理想的ですが、難しい場合でも1日1回は掃除をしてください。
 また、トイレそのものは、月に1回程度丸洗いし、砂を入れ替えるようにしましょう。

 外出中などですぐにトイレの掃除ができない場合は、トイレを複数用意しておくと安心です。

猫は汚れているトイレを嫌がります。すぐに掃除できないときは「予備」を用意しましょう。

猫は汚れているトイレを嫌がります。すぐに掃除できないときは「予備」を用意しましょう。

【その5】別の場所をトイレだと認識してしまった
 一度粗相をし、その場所に臭いが残ってしまうと、そこをトイレだと誤って認識してしまう場合があります。

 粗相をした場所は臭いが残らないように、しっかりと掃除をしましょう。

【その6】発情中のスプレー行動
 去勢をしていないオス猫の場合、発情すると尾を高く持ち上げて広範囲に尿を吹き付ける「スプレー行動」をとることがあります。

 また去勢済みの場合でも、発情中のオス猫と接触することで触発され、スプレー行動に出る場合もあります。
 去勢をしたり、発情中の猫に近づけないようにするとスプレー行動はおさまります。

 よく食べて、しっかり排泄するのは健康の証。
 愛猫が気持ちよく排泄できるようにするためには、飼い主さんがしっかりとお世話とお手入れをすることが、なにより大切ですね。
 しっかりトイレトレーニングをして、愛猫と一緒に快適で清潔な生活を送りましょう!

▼コチラの記事もCheck!▼

猫の臭いがする部屋を徹底消臭!正しいトイレのしつけ方と対策

→まだ上手にトイレができないなど、慣れないうちに起こってしまうペットの粗相は頭を悩ませるもの。今回はあるものを使って簡単にトイレの臭いを解決する方法と、正しいしつけ方をご紹介します。

 

猫を感染症から守るワクチン接種。種類、費用、副作用のリスクは?

→ウイルスが体内に侵入すると引き起こされる感染症。感染症から猫を守るために知っておきたいワクチン接種の知識と、その費用についてご紹介します。

 

猫の餌って何がいいの?適切な食事の回数、選び方から与え方まで

→ドライフードや缶詰、おやつ。猫のエサは多岐にわたりますが、何をどれだけ食べるのが一番良いのでしょうか?獣医師の先生に聞きました。

ペット保険資料請求 ペット保険資料請求

Keyword おすすめキーワード

↑