2015/09/09

犬の鳴き声で分ける4つのしつけ方。夜鳴き・遠吠えを止めよう!

2015/09/09

無駄吠えで困っている飼い主さま必見!犬の鳴き声別4つのしつけ方

 犬はとっても感情表現豊か。
 その感情表現のひとつが「鳴き声」です。しかし、この「犬の鳴き声」は、いぬのきもち編集室実施の調査では、最も多い愛犬に関する悩み事・困り事となっています。

愛犬の困りごと・お悩み TOP5

※いぬのきもち編集室調べ 2014年1月実施 対象:全国の犬の飼い主さま1,036名

 家庭内でも悩みの種になる無駄吠えは、ご近所にも大きなストレスを与えます。今回は、犬の無駄吠えを上手にしつけるために「鳴き声の違い」に着目してみましょう。

 犬の鳴き声のタイプや、犬が吠えるシチュエーションによって適したしつけ方は変わります。
 あなたの愛犬の鳴き方にはどんなしつけが適しているか、下のチェックシートに沿って考えてみましょう。

愛犬の鳴き声診断

 それでは、詳しく見てみましょう。

なにかを要求している犬の鳴き声には「忍耐」のしつけ

犬の話を聞いてあげたい気持ちをぐっとこらえて・・・

犬の話を聞いてあげたい気持ちをぐっとこらえて・・・

 ごはんが食べたい、お散歩に行きたい、遊んで欲しい!など、飼い主さまに対して何かを要求する時にはワン!ワン!と単発の鳴き声を繰り返します。

 犬がこの「要求吠え」をしてしまうのは、過去に「おなかが空いた時に吠えたらごはんがもらえた」など、記憶のなかで”吠えたこと”と”要求が満たされた”ことが結びついているからなのです。
 その記憶を上塗りするためには、犬がどんなに要求吠えをしても、徹底的に無視をすることが解決策になります。飼い主さまと犬の忍耐力の勝負になりますが、犬の要求吠えに対して途中で反応してしまうと犬は「たくさん吠えれば要求が満たされる!」と学習し、無駄吠えはもっとひどくなってしまいます。
 とにかく相手をせずに耐えて、吠えるのをやめた時には褒めてあげましょう。
 また、ごはんやお散歩の時間帯を覚えていて「そろそろ時間でしょ?」と要求してくることもあるため、普段から時間を決めずに犬のお世話をすることもひとつの方法です。

警戒している犬の鳴き声には「天罰」のしつけ

来客時の無駄吠えは警戒によるもの

来客時の無駄吠えは警戒によるもの

 宅配便が来た時やお客さんが来た時、玄関に向かって強く、連続して吠える犬。
 自分の縄張りに知らない人が入ってきたために自分自身や飼い主さまを守ろうとして警戒しているのです。
 犬が興奮していると、つい抱き上げたり撫でたりして落ち着けようとしてしまいますが、無駄吠えのしつけには逆効果です。
 飼い主さまが犬を優しくかまってしまうと、犬は縄張りを守ろうと吠えていることが褒められていると勘違いします。

 また、吠える犬に対して、高い声で叱ってしまうと、犬は飼い主さまが一緒になって来客に対して吠えているのだとも勘違いしてしまうのです。
 犬が警戒して無駄吠えをする時には、「天罰方式」のしつけで気をそらしましょう。犬が警戒して吠え始めたら、空き缶に小銭などの金属を入れたものを床に落とし、大きな音を立てましょう。
 驚いた犬は、警戒していることを忘れ、鳴き止むはずです。鳴き止んだら、すかさず褒めて、犬に「鳴き止んだら褒めてもらえた」という記憶を残しましょう。
 この天罰方式でひとつ気をつけなければならないことは、「飼い主さまが音を出していることを悟られてはいけない」ということです。犬の視線がそれた隙に、そしらぬ顔で音を出しましょう。
 また、吠えようとするシチュエーションで「おすわり」などのコマンドを出し、それに従わせてごほうびをあげるのも良いでしょう。

夜鳴きや遠吠えには「解放」のしつけ

遠吠えは犬にとって大切なコミュニケーションツールのひとつだけど・・・

遠吠えは犬にとって大切なコミュニケーションツールのひとつだけど・・・

 犬は本来、群れで生活していた動物です。そのため、犬はとても寂しがり屋な生き物なのです。
 犬の遠吠えは、大昔に群れで生きていた頃に、仲間とのコミュニケーションツールとして使われていたものなのでしょう。
 しかし、現代の犬はお家で飼われているもの。夜中に響き渡る遠吠えは無駄吠えであり、ご近所トラブルの原因にもなりかねません。

 犬が遠吠えする理由は大きく2つに分けられます。

 ひとつは、感情表現としての遠吠え。もうひとつが何かの音に反応しての遠吠えです。それは他の犬の遠吠えであったり、遠吠えの周波数と似ているとされている救急車のサイレンだったりします。
 感情表現としての遠吠えは、寂しさだったり、飼い主さまにかまってほしい気持ちであったり、単純にストレスを解消したいからであったり、その原因は様々です。
 もし、自分の犬が寂しがっているから遠吠えをしていると気付いても、遠吠えしている時に甘やかすようなことはしてはいけません。
 何かを要求して吠えている時のように、犬は遠吠えをすればかまってもらえると勘違いをしてしまいます。
 犬が遠吠えしている時には徹底無視、もしくは何か別の音などで注意をそらしましょう。

 遠吠えを対策するには、あらかじめ原因を除去しておくことが必要です。
 犬が寂しがらないよう、普段から目一杯遊んであげることで、遠吠えの原因となるストレスから解放してあげることができ、遠吠えの頻度を減らせるでしょう。
 何かに反応して遠吠えをするのは、犬の本能であり、そういった遠吠えが多いのは夜です。
 夜に犬がぐっすりと寝てくれるのが、何かに反応しての遠吠え対策としては最も良い方法でしょう。昼間のうちに長距離のお散歩をして、犬を夜にぐっすり寝かせてあげるのが遠吠えの対策には一番かもしれません。

主従関係が逆転してしまった犬の鳴き声には「威厳」のしつけ

きちんとしつけて良いパートナーになりましょう

きちんとしつけて良いパートナーになりましょう

 犬を甘やかして育てていると、犬は自分が飼い主さまよりも偉いと勘違いしてしまいます。そういった勘違いや関係性の歪みが犬の無駄吠えを助長するのです。
 そうならないためには飼い主さまが「威厳」を示す必要があります。犬が吠え始めたと同時に、低くはっきりと大きな声で「ダメ!」と言いましょう。
 そして犬の前に堂々と立ち、犬に対し手で制止するポーズを取ったまま、目を見つめながらおとなしくなるまで待つのです。
 自分が飼い主として、犬をコントロールするリーダーであるという自覚を持つことが大事です。

 もともと群れで生活していた犬は、上下関係の中で生きています。飼い主さまと犬との関係が逆転し、犬が自分自身をリーダーと思うようになると、犬はリーダーとして常に気を張り、神経質になってしまうといいます。
 飼い主さまの方が強いということを犬が理解すると、「頼りになるリーダー」として犬はよりあなたに懐きますし、なによりも犬自身が安寧に生活できるようになります。

 また、普段の生活から、犬より上の目線で生活をするように心がけましょう。
 たとえば、犬をソファに上がらせて、自分は床に座るなど、立地的に犬の方が高くなるだけで、犬は勘違いをしてしまうのです。
 ソファに上がった時には、やはり威厳を示してはっきりと叱りましょう。
 また、すべての行動を飼い主さまが主導で行うように心がけます。犬に催促されてから、それに従うということはやめましょう。

最終手段!犬の嗅覚を利用して無駄吠えを止める方法

最終手段は嗅覚を利用!

最終手段は嗅覚を利用!

 どの鳴き方でも、犬の気を逸らすことは無駄吠えを止めるのに有効な手段です。
 犬は吠えている時は無我夢中で、飼い主さまの声が届かないこともよくあります。
 そんなどうしても言うことを聞かない時には、人間の何万倍も優れているとされる、犬の嗅覚を利用して気を逸らしましょう。
 犬は刺激臭に弱いとされているので、お酢を水で5倍ほどに薄めたものをスプレーに入れ、犬が無駄吠えを始めたら鼻先でワンプッシュしましょう。
 突然のにおいに驚いた犬は無駄吠えをやめ、無駄吠えがいけないことだと認識するはずです。しかし、この方法を使わず、上手にしつけてあげることがなによりも大切です。

 また、絶対に犬の体に薄めたお酢がかかるような距離でスプレーしてはいけません。
 つきまとうお酢のにおいは犬にとって大きなストレスになる上に、犬がお酢のにおいに早く慣れてしまっては、しつけの効果がなくなってしまいます。

 犬にも好きなにおい、嫌いなにおいに個性が出るので、お酢などの刺激臭をかいでもあまり嫌がらない犬もいます。
 そういった犬には効果がなく、また、繰り返すうちにだんだんとにおいに慣れるものなので、使いどころを考えて使いたい方法です。
 一度しつけたからといって、犬の無駄吠えは収まるものではありません。
 だからこそ、きちんと犬の鳴き方を聞き分けて、どういう気持ちで鳴いているのか?を考えた上で根気強くしつけていきましょう。

きちんとしつけて、頼れるリーダーでいましょう

大切なのは犬との信頼関係

大切なのは犬との信頼関係

 飼い主さまと犬の主従関係を良好に保つためには、普段の接し方においても、リーダーシップを示すこと、褒めることのバランスをとって付き合っていくことが必要なのです。
 犬の無駄吠えをしつけるには、飼い主さまが感情のままに叱るのではなく、無駄吠えの理由をふまえた上で、威厳を持って対応しなければなりません。

 犬をきちんとしつけて頼れるリーダーでいてあげることは、犬自身の安心感にも結びつきます。
 犬と快適に暮らすため、信頼関係を築くためにも、きちんと無駄吠えのしつけをしてあげましょう。

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