2020/02/13

幼少期からの食習慣が影響?猫の好き嫌いを改善しよう!

2020/02/13

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 愛猫が、主食のフードを食べずにおやつばかり欲しがったり、急にいつものフードを食べなくなったりして、困ったことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。
 今回は、猫に偏食癖をつけさせないためのポイントや、好き嫌いの対処法について考えていきます。

猫の適切な食事とは?

 キャットフードには様々な種類がありますが、主食としては、必要な栄養がバランスよく摂取できる「総合栄養食」の表示があるものを選びましょう。
 総合栄養食は、基本的にそのフードと水だけで猫の健康を維持できるように作られているので、適切な分量やカロリーを守っていれば、日頃の食事管理としては十分といえます。
 一方、「一般食」と表示されているフードは、あくまで「おかず」のようなもの。猫が好むからといって、これだけを与えていては栄養に偏りが出ます。
 また、いわゆる「おやつ」にあたる「間食」も猫が好むように作られていますが、与えすぎると、そればかり欲しがるようになったり、カロリーオーバーになることもあります。

「おやつ」を含めて一日の摂取カロリーを管理しましょう。

「おやつ」を含めて一日の摂取カロリーを管理しましょう。

 猫が若くて健康状態の良いうちは、好き嫌いや偏食癖があってもあまり問題がないように思われるかもしれません。
 しかし、病気の時の食事療法や、加齢に応じた健康管理などに、フードの好き嫌いは大きく影響してきます。
 愛猫に適切な食習慣を身に着けさせ、好き嫌いを改善することは、飼い主さんの重要な役割の一つなのです。
 猫の適切な食事については「猫の餌って何がいいの?適切な食事の回数、選び方から与え方まで」もあわせてご覧ください。

偏食癖のない猫に育てるために

 猫の食習慣や食の傾向は、生後6ヵ月頃までに決まるといわれています。偏食癖のない猫に育てるために、この時期から飼い主さんが気をつけるポイントを確認していきましょう。

  1. 幼少期に色々なフードを経験させる

    幼少期に、決まったフードしか食べたことのない猫は、成猫になってからも好き嫌いが出やすいといわれています。わがままというよりは、食べたことがないものに対して慎重になるのかもしれません。
    子猫のうちから、色々なメーカーのバリエーションのあるフードを与えることで、様々なにおい、食感、風味のフードを経験させてあげましょう。

    子猫のときから、様々なフードに慣れさせましょう。

    子猫のときから、様々なフードに慣れさせましょう。

  2. 規則正しい食習慣をつけさせる

    いわゆる「置き餌」をして、気が向いた時にいつでも食べられる状態にするのは好ましくありません。子猫の頃から、決められた時間にきちんと食べる習慣をつけさせることを意識しましょう。
    1日に与えるフードの総量を変えなければ、1日の食事回数に厳密な決まりはありません。ただし、猫はちょこちょこ食べて小腹を満たす食事が適しているため、少量ずつ4〜6回に分けて与えるのが良いとされています。
    可能であれば食事の回数を多めにして、その時に食べなければ思い切って下げるようにしましょう。フードの風味を損なわないようにする意味でも有効です。

  3. 人間の食べ物を与えない

    キャットフードを食べないからといって、人間の食べ物を与えてはいけません。気に入らないものを食べなければ、もっとおいしいものがもらえると学習してしまい、偏食の傾向が強まる可能性があります。
    また、人間用の濃い味付けが猫の体の負担になるほか、タマネギなど猫が中毒を起こす食材が含まれている恐れもあります。
    愛猫の健康を第一に考え、人間と猫の食べ物は別であることを、幼少期から明確にしておきましょう。

    ねだられても、人間の食べ物を与えてはいけません。

    ねだられても、人間の食べ物を与えてはいけません。

猫が食べやすくするための工夫

 猫の好き嫌いの対処法として、しつけの面を見直すだけでなく、猫が食べやすくするための工夫もしてみましょう。

  1. 猫の食事では「におい」が重要

    猫は食事をするとき、まずフードの「におい」を確認します。それから口に入れて「食感」を確かめ、最後に「味」に異常がないかを確認していくとされています。
    フードの保存状態が悪く酸化臭がすると、猫はにおいで判断して食べなくなる可能性があります。味覚の面でも、猫は強い酸味がするものを嫌うので、フードは湿気の少ない冷暗所で適切に保管するようにしましょう。
    また、開封したドライフードなどは、においが移りやすいものと一緒に保管しないように注意しましょう。

    フードににおいがうつらないよう、保存状態に注意しましょう。

    フードににおいがうつらないよう、保存状態に注意しましょう。

  2. フードの食感や温度を変える

    一般的に、猫は水分量の多い食感を好むとされています。いままでドライフードを食べていた猫があまり食べなくなった場合は、軟らかくてにおいも強いウェットフードを試してみると良いかもしれません。
    あるいは、ドライフードにお湯をかけると食感が変わるだけでなく、温められてにおいが立ちやすくなり、猫の食欲を刺激する可能性があります。

  3. フードの切り替えは少しずつ

    年齢に応じたフードや食事療法食に変えたいのに、新しいフードを食べてくれない場合は、これまでのフードに少しずつ混ぜるようにしましょう。慣れてきたら新しいフードの割合を増やしていき、ゆっくりと切り替えを行うと良いでしょう。

  4. 食事の環境を清潔に

    猫は清潔好きな生き物なので、食事の環境も食欲に影響します。食事スペースがトイレに近過ぎないか、食器が汚れたままになっていないかなど、猫が気持ちよく食事できるように配慮してあげましょう。
    また、思い切って食事する場所を変えてみると、猫が食欲を回復するきっかけになるかもしれません。

 今回は、猫の好き嫌いの対処法について考えてみました。愛猫の生涯にわたる健康管理のため、飼い主さんも気長に根気よく対応していきましょう。
 なお、急に食欲をなくして食べなくなった場合は、好き嫌いではなく何らかの体調不良を起こしている可能性がありますので、早めに獣医さんに相談しましょう。

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