2018/10/02

これでバッチリ!犬の肉球の基本情報

2018/10/02

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 犬の肉球は何のためにあるのかご存知でしょうか?実はこの肉球、犬が生活する上で必要なさまざまな役割を果たしているようです。

肉球の基礎知識

基本構成
 犬の肉球は5つのパーツから構成されています。

  • 掌球(しょうきゅう):中心にある大きな肉球
  • 狼爪(ろうそう):掌球の少し下にある内側の小さな爪、前足の狼爪には骨や筋肉もあるのだが、後ろ足の狼爪を持たない犬種もいる
  • 手根球(しゅこんきゅう):狼爪の少し下にある1つの肉球
  • 指球(しきゅう):爪が生えているところの4つの肉球

肉球の色
 小さい頃はピンクで成長すると黒くなっていく犬が多いですが、遺伝的な要素が大きいため、子犬の時から肉球が黒い犬も、成犬でもピンクの犬もいます。肉球の色はメラニン色素の影響が強く、メラニン色素が多い犬ほど肉球の色は黒くなっていくと言われています。

肉球の硬さ
 犬の肉球は年齢や生活する環境により硬さが違います。生まれたての赤ちゃんは、肉球が柔らかく、成長していくにつれて硬くなっていきます。また散歩の少ない室内犬は肉球が柔らかいまま育ち、室外犬はデコボコした場所を散歩する機会が多くなるので、肉球が適応して硬めの肉球となる傾向があります。

肉球の骨
 肉球にも骨があり、この骨に沿う形で腱、靭帯、血管、結合組織が形成されています。

肉球の構造 
 肉球は、正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造(ハニカム構造)になっています。肉球の外側は、角質化した硬い皮膚で覆われているのですが、内側は脂肪と繊維組織からなる弾力のある繊維でできています。表面は円錐状突起の集まりでできていてブレーキや滑り止めの役目を果たしているようです。

色や硬さを見たり触ったりして確かめてみましょう。

色や硬さを見たり触ったりして確かめてみましょう。

肉球の役割

体温調節 
 人間は汗をかくことで体温調節をしていますが、犬はパンティングと呼ばれる、舌を出してハァハァと呼吸をすることで熱を外へと排出させます。パンティングだけで体温調節できない場合は、肉球から汗を出し体温調節をします。犬の汗腺は、鼻の頭と肉球にしか存在しないようです。

クッション機能 
 肉球は、全体重がかかる足先を保護し、人間で例えると靴の役割を果たしています。
 また、肉球の中でも真ん中の大きな掌球と4つの指球は衝撃を吸収しています。犬が飛び跳ねたりして足の関節や骨などに衝撃がかかると、肉球が緩衝材の役目をして衝撃を和らげます。

地面からの冷たさや熱から身体を守る 
 犬には、角質層が厚い肉球があるため、地面からの熱を感じにくいようです。そのおかげで多少温度が高い場所を歩いても火傷をしないようになっています。また、寒い場所でも元気に走る事ができるのは、肉球の裏の静脈が冷えても、すぐ近くを通る動脈が血液を温め直すためです。

肉球にはいろいろな役割があるのですね。

肉球にはいろいろな役割があるのですね。

肉球のトラブル

火傷 
 肉球のおかげで地面からの熱を感じにくくはなっているものの、夏のアスファルトや砂浜など非常に高温になっているところを歩くと、火傷の原因となってしまいます。軽いやけどの場合は、水や保冷剤をタオルに包んだもので冷やして対処しましょう。基本的に犬は足先を触られることを嫌がりますが、嫌がってもしっかり冷やすことが大切です。また、足をひきずって歩いたり、歩くことを嫌がるほか、肉球の色が普段と違い黒ずんだり真っ赤になっている、肉球が膨れ上がっている、水ぶくれができてしまった、などの症状が見られる場合は、肉球の火傷が悪化していることが考えられます。出来るだけ早く動物病院を受診した方が良いでしょう。

指間炎
 指の間が傷ついたり、濡れた状態のまま放置したりしていると、犬がその部分を舐めてしまうことによって、汚れが付着し炎症を起こしてしまいます。足の裏は常に清潔を保ち、濡れたままにしないようにしましょう。炎症が見られる場合は動物病院に行き炎症を抑える薬や抗生剤での治療が必要となります。

砂浜やアスファルトでは火傷に注意しましょう。

砂浜やアスファルトでは火傷に注意しましょう。

肉球のケア

 肉球のケアは、愛犬の健康にとって大切なのでしっかりとしてあげましょう。肉球がカサついている場合には、肉球に専用のクリームを施してあげることで解消できます。また肉球マッサージには、血行促進、リラックス効果、怪我や病気の早期発見などの効果もあるとされているので方法を覚えて定期的にしてあげると良いでしょう。

肉球マッサージの方法
①水で指先を少しだけ濡らし、犬の肉球を優しく撫でてあげる。
②手の温度で少し温めた犬専用の肉球クリームを、両手の親指で広げるように塗りこみマッサージする。肉球と肉球の間も忘れずに丁寧になじませる。
③最後に足を包み込むように軽くギュッっと握ってあげる。
嫌がる様子がなく、犬がリラックスしているのであれば①〜③を5〜15分程度繰り返し行う。

 肉球のマッサージの際に神門(しんもん)と呼ばれるツボを押してあげると喜びます(手根球の下にあるくぼんだ部分)。このポイントを押してあげることで副交感神経が刺激され、気持ちを落ち着かせる効果があるので、さらにリラックス効果を高められるかもしれません。

マッサージをされてリラックスしていますね。

マッサージをされてリラックスしていますね。

 愛犬の肉球に目を向けて定期的なケアをしてあげると良いですね。

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