2017/06/22

犬の首輪の正しい選び方は?愛犬とより良く暮らすために。

2017/06/22

犬の首輪の正しい選び方は?愛犬とより良く暮らすために。

 様々な種類が存在する犬の首輪。上手に慣れさせ使う事でしつけの道具としての効果も発揮するので、首輪の選び方はとても重要です。では、選ぶ際にどんな点を心掛ければ良いのでしょうか?愛犬に合った正しい首輪を知り、より良い暮らしに役立てましょう!

様々な首輪の種類と、選ぶ時のポイント

 飼い主さんからするとせっかく可愛い愛犬のために購入するのだから、ついおしゃれなものを選んで買ってあげたいと思ってしまいますよね。

 しかし中型犬以上の犬は年齢を重ねるにつれ首回りの太さは変わってきます。見た目だけで選んでしまい、合わない首輪をつけ続けていては、圧迫感から愛犬がストレスを感じてしまったり、しつけが上手くいかなくなる場合もあります。

 犬の首輪には大きく分けると【ベルト】【バックル】【チェーンチョーク】【ハーフチョーク】【マーティンゲール】【スパイクチェーン】【ジェントルリーダー】の7種類。それぞれの首輪の特徴を把握し、愛犬の犬種や用途に合ったものを選ぶのが良いでしょう。それぞれのベルトの特徴をご紹介します。

【その1】ベルト
 最も一般的なタイプでどの犬種もOK。耐久性もかなり高いため、力の強い中型犬以上の犬に特におすすめです。革製が主流で、構造的には人が使うベルトと同じつくりです。犬が成長しても穴を新たに開けてあげることで、常に丁度良いサイズに調整できるのもうれしいポイント。ただし、革なので水に弱いというデメリットも。雨の日の散歩後はしっかり乾かしてあげるなどケアが必要です。

【その2】バックル
 小型犬におすすめです。安価なものが多いため、成長が早い子犬を飼われている方にもぴったりです。素材は布製で、留める箇所はプラスチックのものが多いようです。種類が豊富なので、お洋服感覚でおしゃれを楽しめます。デメリットとしてはプラスチックの部分が壊れやすいことが挙げられます。

【その3】チェーンチョーク
 力の強い犬や、大型犬向きです。金属製の鎖の首輪で、引っ張ることで犬の首がしまるつくりになっています。引っ張り癖のある犬のしつけ用に使われています。使用する場合はプロのトレーナーさんに指導を受けてからの方が良いでしょう。また冷たく重いため、苦手な犬も多いので購入前に試着をしてみましょう。多くのショップで試着ができますが、お店や商品、サイズなどによっては試着を受け付けていないケースもあるので、事前に電話などで確認をしてみてください。

【その4】ハーフチョーク
 力の強い中型犬以上の犬向きです。半分が布や革製で、もう半分が鎖になっているのが特徴。チェーンチョーク同様、引っ張ると首がしまるつくりになっていますが、チェーンチョークに比べ、首に触れる部分が革で出来ているため犬への負担が少なくなっています。

【その5】マーティンゲール
 全ての犬種で使えます。金属製のチェーンチョークの素材違いで、布・ナイロン製が多いようです。欧米では特に人気がある首輪です。

【その6】スパイクチェーン
 チェーンチョークと同様に、引っ張り癖のある犬のしつけ用の首輪になります。首輪の内側に突起が付いています。あくまでしつけ用ですので、基本的に普段使いはしません。また使用する場合はプロのトレーナーさんに指導を受けてからにしましょう。

【その7】ジェントルリーダー
 しつけ用の首輪で、口にも巻き付けて使います。こちらも主に引っ張り癖を直すために用います。ただし嫌がる犬が多いので、注意が必要です。

 このように首輪は多くの種類があり、特徴も用途も様々。何種類か用意して、場面に合わせて使い分けるのも良いでしょう。さらに、災害時やその他のトラブルで離ればなれになる可能性もあるため、住所や名前などを書けるものを選ぶと安心ですね。

お散歩用・おめかし用と首輪を使い分けるのもいいですね。

お散歩用・おめかし用と首輪を使い分けるのもいいですね。

首輪のサイズの合わせ方

 首輪の種類も大切ですが、サイズもとても重要な要素です。サイズが小さすぎると犬はストレスを感じてしまい、体調を崩してしまうことがあります。また、大きすぎても散歩中に外れてしまいトラブルなどに繋がる恐れがあるので、ちょうどいいサイズに合わせてあげることが重要です。

 サイズの測り方のポイントは以下の3点です。

  1. 頭周りと首回りのサイズを測り、指2本分の余裕を持たせた状態がベストサイズ。
  2. 頭周りのサイズを測る時は、耳を持ち上げて測るようにする。
  3. 長毛種の場合は毛をしっかりとかき分けて測る。

 ぴったりサイズの首輪で、愛犬には毎日快適に過ごして欲しいですね。

ぴったりサイズでノンストレス!

ぴったりサイズでノンストレス!

首輪を嫌がる場合はどうすれば良い?

 首輪をさせる場合は、基本的に子犬の頃から慣れさせた方が良いとされています。すんなり首輪を受け入れる犬もいますが、首輪を嫌う犬もいるので、嫌がった場合は段階を踏んで慣れさせていくのが良いでしょう。

【第1段階】
 バンダナやハンカチ、ひも等を犬の首に優しく巻きましょう。最初はバンダナ等で犬の首を優しく触るだけにし、嫌がらなければバンダナ等を首に巻き、少し経ったら外してください。この行為を繰り返します。なお、子犬の頃が一番慣れやすいので出来れば子犬の時に始めましょう。

【第2段階】
 首輪に触れさせて感触に慣れてもらいましょう。首輪をいきなりはめるのではなく、バンダナの時と同じように首輪で犬の首に触るだけに留めることを繰り返し行ってください。

【第3段階】
 実際に首輪をはめてみましょう。はめるのに時間がかかると犬にストレスがかかってしまうため、飼い主さんはスムーズに首輪をはめられるように予め練習しておきましょう。はめるタイミングが重要なので、犬が食事などに集中している時などに一瞬ではめてしまいましょう。

 そして、全ての段階に共通して、嫌がらなかった場合は褒めてあげてください。犬に首輪をすることが良いことだと思ってもらえるようにするのがポイントです。

首輪を嫌がらないように、子犬からしつけましょう!

首輪を嫌がらないように、子犬からしつけましょう!

 使うシーンや目的に合わせた首輪を選び、正しい方法で装着してあげることで首輪はその真価を発揮してくれます。飼い主さんがシーンに合わせたぴったりの首輪を選んであげることで、犬との絆もより一層深まることでしょう!

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運営・監修 「いぬと暮らす、ねこと暮らす。」編集部

動物病院勤務の経験がある獣医師、アクサダイレクトのペット保険業務に携わる犬好き・猫好きの在籍する編集部です。ペットとの暮らしに役立つ情報から、犬や猫に関する健康・しつけなどの大切な知識、しぐさからわかるおもしろ豆知識など、専門的な視点から幅広く情報をお届けします。

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