vol.05 未来ドライバーチャレンジカップ第5回優勝者 大橋 誠さん@千葉県千葉市

vol.05 未来ドライバーチャレンジカップ第5回優勝者
大橋誠さん@千葉県千葉市

MEETS the MIRAI DRIVER

vol.5は、未来ドライバーチャレンジカップ第5回優勝者の大橋誠さん。お住まいの千葉市から勤務先までの片道約40㎞を毎日自動車通勤されていて、年間走行距離は約2万㎞になります。安全運転のために心がけていることや、未来ドライバーチャレンジカップに参加することで運転の意識がどう変わったのかなどについてお話をうかがいました。

『お互いがんばりましょう』という思いで。

オイル交換を含む車の整備は
3カ月に1回
毎日、かなりの距離を運転されているんですね。安全運転のために気をつけていることはどんなことですか?
5000㎞でオイル交換するのがいいといわれていますが、私の場合1日の走行距離が約80㎞と長いので、3カ月で約5000㎞走るんです。それで、オイル交換を含む車の整備を3カ月に1回行っています。半年に1回はディーラーで、その間に会員になっているガソリンスタンドでと、交互に点検してもらいます。タイヤの空気圧は燃費に影響するので、特に点検が欠かせません。
運転をする自分の体調管理も大事です。精神的なストレスがかかっていると、注意力が散漫になって危険につながるので、できるだけリラックスして乗るようにしています。運転するときは、体を締め付けない服や上履きのようなラフな靴を身に着けて、運転しやすい服装で乗ります。
通勤途中は「道の駅」などで適宜休憩し、無理のない運転を心掛けています。また、長距離運転の事故の多くが自宅付近で発生しているというニュースを聞いたことがあり、自宅近くでも注意を怠らないように気をつけています。
運転中のチェックも大事ですね。特に無灯火の自転車は危ない。意識していないところから飛び出してくることもあるので。
片道40㎞だと、何時間くらいかかるのですか?
スムーズにいって1時間30分くらいですね。朝は6時15分に自宅を出て、7時45分くらいに会社に着きます。8時30分始業なので、もう少し遅くてもいいのですが、6時30分に自宅を出ると、1時間30分では着かないことがあります。夕方は駅の近くの道路が混むので、もう少し時間がかかります。
これまでに違反や事故などの経験はありますか?
過去にスピード違反で2回捕まったことがあって、ゴールド免許が青色になりました。当時、会社の仲間と警視庁の「セーフティドライバー・コンテスト」に登録して参加していたときで、仲間に申し訳ない思いをしました。
上位を維持するためのポイントは、
法定速度に準じたスピードを保つこと
MIRAI DRIVE PROJECTに参加されたのはいつですか? きっかけは何ですか?
2015年12月にアクサダイレクトからデバイスが送られてきて、アプリをダウンロードして2016年1月からプロジェクトに参加し始めました。
これまで自分の運転に自信があったので、評価されるのならやってみたいな、と思ったことがきっかけです。毎日1時間30分~2時間の運転をするのがつまらなくなっていましたから、新しい楽しみが生まれた感覚でしたね。私が運転するのは、まだ眠気が抜けない朝の時間帯や仕事で疲れたあとの夕方の時間帯ですので、自分の運転をチェックしてもらえるというのが刺激となって、注意喚起ができています。
参加されて意識が変わった部分はありますか?
参加した当初は自分の運転に自信があり、ハンドリングは問題ないと考えていましたが、かなり低い評価が出て、運転意識を変えさせられました。「アクセル操作」はいいが、「ブレーキ操作」の評価が低い、というように、自分の運転を客観的に分析でき、運転時のウィークポイントに気を配るようになりました。また、スピードについては特に注意しています。上位を維持するためのポイントは、法定速度に準じたスピードを保つことにあります。3車線のうち一番左端の車線を走行中に、後ろにいたトラックに警笛を鳴らされたときは、心が折れかけました。上位を維持するためには、精神力も必要ですね。
コンテストに参加し始めて今回8回目が終わったところですが、第5回目に1回だけ1位をとることができました。高得点を上げて走行距離も一番をとりたいというのが目標なので、他の方のスコアも毎日チェックしています。自分が達成できないことをやっている方もいて「すごいなぁ」と思うので、「お互いがんばりましょう」という気持ちで運転しています。
いろんな車に乗ってみたい
注目しているのは、安全性が高いシステム付きのもの
けっこう、車を買い替えられているそうですが、どんな車に乗られていますか?
コンパクトカーにも乗りますし、大型車にも乗ります。メーカーも日産、ホンダ、スバル、マツダ、トヨタ、ダイハツなどに乗ってきました。
旅先でレンタカーを借りるときも、いろんな車種に乗るようにしています。
今後はどんな車に興味がありますか?
燃費がいいもので、安全性の高いシステムがついたものに注目しています。ドライバーの目の位置にセンサーがついていて、眠いかどうか判定して警告が出るとか。未然にリスクがあることを情報提供してくれるシステムがあれば、事故が起こる前に防げていいと思います。
ご家族でドライブに行かれることはありますか? おすすめのドライブコースがあれば教えてください。
千葉は海沿いのコースがあるので、ドライブには気持ちいいですよ。娘が青森の大学に通っていたときは、レンタカーを借りて観光していました。奥入瀬渓谷とかよかったですね。
最近、夫婦で御朱印帳を趣味にし始めました。鎌倉や箱根などの旅行先で神社を巡るのですが、ドライブしながら行って、神社周辺を歩くのもいいですね。旅先には景色がいいところ、温泉があるところを選びます。
楽しむためには安全運転が一番
安全運転の見える化で意識が変わる
大橋さんにとっての「未来ドライブ3カ条」を教えてください。
1 車の整備をキチンとする 2 自分の体調管理 3 自宅の近くは特に注意 の3つです。低燃費で走るためにも、1は必要ですし、2はイライラしたまま乗らないことも含めて気をつけています。3は、最後まで気を抜かずに運転するということですね。
安全運転の見える化が、世の中に普及すれば運転は変わると思いますか?
私は、ドライブ履歴のチェックを始めてから、「やるぞ」という意気込みを持って運転するようになりました。保険に加入して保険料を納めているなかで、今回のように賞という形でフィードバックがあるのは、自分のやりがいになりますね。
未来ドライバーチャレンジカップのような安全運転を競うコンテストが普及し、入賞者への評価の仕組みや制度ができると、運転環境を変えられると思います。
車離れが進んでいるといわれる20代、30代の方々にメッセージをお願いします。
若い人にはもっと楽しんで車を使って欲しいですね。自分たちの頃は、「あの車に乗りたい」とかあったんですけど、今はそういう感じじゃないのかな。楽しめるドライブをすればいいと思います。でも、楽しむためには安全運転が一番です。
私はこのプロジェクトに参加して、自分の運転意識が大きく向上しました。これが大きく広がっていき、安全運転を意識する人たちが増えて、事故が減少する方向に向かうことを期待しています。

取材を終えて

大橋さんは、2016年1月の登録からずっと上位ランキングをキープされていて、通常ランキングでも常に3位以内という、安全運転志向が非常に高いドライバーです。ドライブ履歴をチェックすること(ドライブチェック)が、毎日80㎞を運転されるときの楽しみや刺激になっているとうかがい、活用いただいているという実感を持ちました。車の点検・整備の大切さや、イライラした気持ちのまま乗らないなど、日頃から長距離を運転されている大橋さんならではのお話がたくさん聞けました。
これからの車社会や運転者の意識が変わっていく方向性もいろいろと考えていらっしゃることがわかるインタビューとなりました。

プロフィール
  • 氏名:大橋誠さん
  • 年齢:57歳
  • 居住エリア:千葉県千葉市
  • 運転歴:33年
  • 安全運転の秘訣:車の整備と自分の体調管理

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