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生活環境の変化と運転

生活環境の変化と運転

新しい道路には、もう慣れましたか?春から夏は、希望がいっぱいの新しい季節に心が躍る半面、転居や就職、異動、新入学等に伴ってガラリと環境が変わる季節です。たとえ自分自身の状況に変化がなくても、道路には新入生や若葉マークの車、新たに転入してきた歩行者など、環境に不慣れな人達があふれています。
そこで、ソワソワと落ち着かないこの季節に事故を起こさず、新しい環境で安全に運転するためのポイントを纏めました。なによりも、「焦らないこと」が一番大切!

1【事前準備】新環境でのスマートなドライブは“仕込み”が命!

初めての道を走るときは、事前に準備を入念に。運転前日までにしっかり用意して、当日は余裕をもって出発します。

車の準備

日常点検を念入りに行います。ガソリン、オイル、冷却水に加えて、ランプ周り、ワイパー等の動作をチェック。バッテリーや空気圧は、ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店でも点検してもらえます。さらにピカピカに洗車すれば気分も◎。

ルートチェック

目的地を車載ナビに入力しておきます。また、インターネットのマップ等でじっくりルートを確認し、実際に走るつもりでイメージを膨らませておくと、当日の運転もスムーズ。
通勤や買い物などでよく使う道であれば、お休みの日に実際に運転しておくと安心です。

ルートチェックのポイント

  1. 到着予想時刻
    時間帯によって道路状況は大きく変わります。スマートフォンのナビアプリ等で、実際に出かける時間に設定して、所要時間を把握。

  2. 分岐点の目印
    交差点名やお店など、目印になる建物を覚えます。

  3. 有料道路の入口・出口
    複雑な作りになっていることも。地図を拡大してじっくり確認を。

  4. 駐車場の場所
    駐車場検索アプリ等で確認。満車の可能性も考えて2〜3カ所あたりをつけ、ナビに登録しておきます。

  5. 学校や保育園
    学校周辺や通学路を通る場合は特に注意を。たとえ自分が大丈夫でも、道に不慣れな新入生達がたくさんいます。

体調管理

安全運転は健康から。前日の飲酒は控え、しっかり睡眠を取ってパフォーマンスを高めます。

2【運転当日】焦りは厳禁。余裕たっぷりの出発でトラブルをカバー

慣れない道ではトラブルが付きもの。「何があってもカバーできる」と自信を持てる時間に出発し、余裕のある運転を心がけます。また、郊外や観光地では特に新鮮な風景にココロ引かれるものですが、運転中は景色に気を取られすぎないように注意を。いつもよりも念入りに道路標識に気を配り、一方通行や専用レーン表示を見落とさないよう気をつけます。

出発時刻の見積もり

慣れないルートの場合は、到着予想時刻よりも大幅に余裕を見て出発します。
ポイントは、「このくらい早めに出ればいいかな?」と 直感した分よりも、さらに余裕を持たせること。たとえば、「1時間かかるルートだから、15分ぐらい早く出よう」と考えたのであれば、実際には15分の2〜3倍、30〜45分程度の余裕が必要です。
曲がり角を間違ったり、駐車場に入れなかったりと、新しい環境では次々にトラブルがやってきます。定刻より早く着いて、現地のカフェでゆっくりコーヒーを飲むつもりで出発できれば最高!

もし道に迷ったら

道を間違えたり迷ったりしたときは、安全な場所に車を停めてリカバリー方法を検討します。焦ってナビに気を取られたり、Uターンや急な進路変更は事故の元。
なかでも車線変更には要注意。たとえ間違えて右左折・直進の専用レーンに入ってしまったとしても、あわてて進行方向を変えず、標示に従って進みます。
車を停めたらルートや到着時間を再確認し、時間に余裕がなければ先方に連絡を入れます。焦ってハンドルを握るのが一番危険。「もしかして遅れるかも」と伝えて謝罪しておくことで、気持ちに余裕を持たせます。

3【安全運転の基本】ちょっとまって!「いける“だろう”」は危険のサイン

新しい季節は特に、安全運転の基本である「かもしれない」を意識します。「あの建物の陰から子どもが飛び出してくる“かもしれない”」と心の準備をしておけば、とっさの場合も素早く反応できます。
逆に「たぶんすり抜けられる“だろう”」「あの自転車は飛び出さない“だろう”」といった「だろう」運転は事故の元。というのも、「〜 “だろう”」の裏側には、「無理かもしれないけれど」という不安が隠れていて、その上で自分を過信しているか、状況を楽観視しているかのどちらかだから。本当に問題がなければ、いちいち「〜“だろう”」とは意識しないもの。「いける“だろう”」と感じたら、それは危険のサイン。必ず踏みとどまって、もう一度冷静に判断する必要があります。

また、2時間以上運転していたり、ちょっとでも眠くなったら安全な場所で停車して一休み。実は休憩直後も気が緩みがちで事故が多いため、特に意識を引き締めて周囲を確認します。

運転姿勢を正しく保つことも重要。シートに深く腰掛け、背中をシートバックにピタっとつけます。シートは倒しすぎず、ハンドルを握ったときに肘が軽く曲がるように調整します。姿勢を正すと視界が広がり、素早く正確なハンドリングやブレーキングが行えます。

なにより、安全運転の最短距離は時間のゆとりと譲り合う気持ち。しっかり点検した愛車にワクワク気分と余裕を乗せて、安全&快適なドライブを楽しんでみては。

交通安全クイズにチャレンジ!

クイズの下にある「答えをチェック」ボタンをクリックすると、答えが表示されます。答えは○か×で考えてみて下さい!

クイズ1

知らない道で間違って右折専用レーンに並んでしまった。このままではルートを外れてしまうので、急いで直進レーンにもどる。

答えは…

慌ただしい運転や急な進路変更は事故の元。道を間違ってもすぐに戻ろうとせず、安全な場所まで行き停車してからナビを確認します。時間に遅れそうだったら待ち合わせ相手に連絡をいれて、気持ちに余裕を持たせます。
答えをチェック

クイズ2

引っ越してから初めての通勤。車載ナビ任せにせず、事前に地図をみてルートを確認し、曲がり角の目印などを頭にいれておく。

答えは…

初めての道を走るときは、事前にしっかりルートを頭に入れておきます。実際に車を運転するつもりで目印を見つけて、有料道路の入り口出口や、駅前の一方通行などの道路状況をチェックします。現地での駐車場も忘れずに確認を。満車に備えて、候補を2〜3カ所見つけておくと安心です。
答えをチェック

クイズ3

初めて通る細い道の路肩に、別の車が一時停車。あまり幅がないけれど、通れるだろうから追い抜こう。

答えは…

「行ける“だろう”」「飛び出してこない“だろう”」と楽観視する「だろう運転」はとっても危険。「ぶつかる“かもしれない”」「車の陰から子どもが飛び出してくる“かもしれない”」と、慎重すぎるぐらいの「かもしれない運転」が安全の秘訣です。どんなトラブルが潜んでいるか分からない知らない道では特に心がけましょう。
答えをチェック

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