第2回:リスク解決・ワークショップ

テクノロジーを使って学校生活の危険や困ったことを
解決するワークショップ。どんなアイディアが生まれたかな?

みんなでリスクを解決しよう!

見えないモノをテクノロジーのチカラで見えるようにして、今よりもっと楽しい世界を作るプロジェクト。MIRAI DRIVE PROJECT。2回目のワークショップのテーマは、「学校生活でのリスクを、自分たちで解決してみよう!」。集まってもらったのは3年生から6年生のみなさん。「リスクってなんだろう」「どうしたら解決できるんだろう」。ふだんの生活にあるリスクを考えて、テクノロジーの力とともに解決するため、子どもたちには、実際に電子装置を作ってもらいます。さあ、どんなリスク解決装置が生まれたのでしょうか?

10:00

STEP01

MESHってなんだろう?

今回のチャレンジのお供は、小さくてカラフルなテクノロジー「MESH(メッシュ)」。電子タグといわれる情報の発信装置です。人の動きや振動、湿度や温度明るさなどを感知して、アプリに情報を送信。このアプリからカメラやメールなどの操作とつなげることで、電子的な“しかけ”が簡単に作れるのです。子どもたちはこの仕組をすぐに理解した様子。「MESHを使ってみよう」というお題に、さまざまな方法で“しかけ”を作って答えました。

MESHってなんだろう?
11:00

STEP 02

学校にあるリスクを考えよう!

「毎日の学校生活には、どんなリスクがあるんだろう?」そう聞かれてちょっと戸惑う子どもたち。でも「安心・安全の反対は?」と聞くと、「心配なこと!」「不安なこと!」など、たくさんの手があがります。
ふだんの生活では、あまり意識していないリスク。しかし、通学路や学校で、怖いなぁ、困ったなぁと思うことは、実はたくさん。一つずつ見えるようにして、解決すれば、安心して楽しい毎日がおくれます。

子どもたちには、登下校や休み時間、掃除中などシーン毎にチームを分かれて、学校生活のリスクを話し合ってもらいました。
「これはどうかなぁ?」「あるある!」と、次々にリスクを発見!短い時間にも関わらず、リスクが書かれた付せんが増えていきます。いざ、ふだんのリスクを発表すると「分かるー!」という納得の声が聞こえました。

学校にあるリスクを考えよう!
13:00

STEP 03

リスクをなくす装置をつくろう!

次に、出てきたリスクから1つ選び、MESHを使って解決する装置をつくってきます。「これは危ない?危なくない?」「こうしたら助かるんじゃない?」。きちんと解決するために、その状況を詳しく再現するチームも。
一度作り終わっても、また別のアイディアを試す子どもたち。「こっちの方がすごいかも!」「やってみようよ!」とリスク解決に向けてギリギリまで粘ります。その表情は、真剣そのもの。80分ほどの白熱する時間を経て、5つのリスク解決装置が生まれました!

学校にあるリスクを考えよう!
14:00

STEP 04

つくった装置を発表しよう!

ついに、リスク解決装置の発表です!授業中、休み時間、給食、掃除、登下校と5つのシーンにあるリスクとその解決方法が披露されます。
子どもたちがつくった装置は、しっかりとリスクを予防してくれるものばかり!大人たちからも「おぉ!」と驚く声があがりました。

つくった装置を発表しよう!
授業中
チーム名
JP(授業中 プロジェクト)
作品名
授業中お助け機
内容
「先生の声が聞こえなくて、勉強が進まない!」そんな授業中のリスクを解決するため、MESHの「ボタンタグ」を使って先生に合図をおくります。ボタンを1回押せば、「先生聞こえません!」とランプがつき旗が振られる仕組みを考えてくれました。
休み時間
チーム名
ミラクルクローバー
作品名
走っちゃダメ!
内容
「廊下や教室を走ると他の生徒にぶつかって危ない!」そんなリスクを解決するため、「動きタグ」を利用。上履きに取りつけ、ゆっくり歩くと「ワンワン」とカワイイ犬の声。逆に、走ってしまうと赤いランプがつき、アラーム音がなる装置。実演を交えながらの発表でした。
給食
チーム名
スパイダーマン’S
作品名
13日の金曜日
内容
給食当番は金曜日に給食着を持って帰らなければいけないのに、ついつい忘れてしまいがち。この持ち帰り忘れを防ぐため、「人感タグ」を使います。装置は「人が通ったのに給食袋を持って行かないとアラームが鳴り続ける」もの。授業中ではなく放課後だけ起動させるという、細かい配慮もバッチリです。
掃除
チーム名
M
作品名
ほうきの振り回し防止
内容
掃除の時間なのにほうきで遊ぶと、周りの人にあたって危険。この装置は、ほうきを振り回すと、赤いランプともに警告のメッセージが流れます。反対に、ほうきとちりとりを使ってしっかり掃除をすると、今度は応援や感謝のメッセージが流れる仕組み。
登下校
チーム名
ゆうかいぼうしプロジェクトチーム
作品名
不しん者、せっとく機
内容
もし学校帰りに不しん者にあってしまったら。そう考えると、いつも帰り道もちょっと怖くて、不安になってしまう…。そこで、もし不しん者がやってきたら、「ボタンタグ」を使って、警察に通報。さらに不しん者に「友好的になろう」と、メッセージを伝える装置を考えてくれました。
発表は、大成功!

こうして、5つのリスクを解決する装置が、この世界に生まれました。
最初はピンとこなかったリスクですが、テクノロジーのチカラによって、たくさん見えるようにできました。あらためて、安全に暮らすことを考える1日になったのではないでしょうか。
実は、子どもたちが作ってくれたのはリスクを解決するだけの装置ではありませんでした。特別な機能をつけてくれたのです。たとえば、きちんと掃除している人には拍手をおくったり、走らずに歩くとカワイイ音がなったり。「危険だからやめよう!」ではなく「いいことをしたら、もっと楽しくなるしかけ」を、自然と組み込んでくれていました。リスクの解決方法は「世界をもっと楽しくするしかけ」でもあったのです。

リスクを考えることは、危険をとりのぞくだけはありません。アクサダイレクトが考えているのは、もっとワクワクできる未来をつくること。リスクがない安全な世界を考えることは、もっと楽しくて、もっと面白い未来を考えること。
子どもたちと同じ、この発想でMIRAI DRIVE PROJECTは、これからも前進していきます。

PHOTO GALLERY

“リスク”をいろいろ考えて見る

<学校の中のリスクを発表>!

<何を使おうかな>

<光る装置>

<色も選べる>

<モーターでぐるぐる>

<いろいろくっつけてみる>

<ちりとりにMESH>?

<細かい作業も真剣>

<うまく動くか実験中>

<かわいさも大切>

<仕上げもしっかり>

<発表も楽しく真剣>

<みんなよくできました>!

1/15

TOP PAGEに戻る