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テレマティクス情報活用プラットフォームを企図する
株式会社スマートドライブへの出資を決定

アクサ損害保険株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長兼CEO:藤井 靖之、以下「アクサダイレクト」)は、テレマティクス(*1)情報の解析やそれに付随するサービス構築を主軸にビジネスを展開する株式会社スマートドライブ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:北川 烈、以下「SmartDrive」)に対し、今後の事業推進に必要な資金の出資を行うことを決定しました。

またSmartDriveに対しては、株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又 幹英、以下「INCJ」)も今後の事業推進に必要な資金の出資を行うことを決定しています。

近年、ドライバーの運転特性に応じて保険料が割引されるテレマティクス保険や運転履歴を中古車販売に活用するサービスなど、膨大かつ多様なテレマティクス情報を活用したさまざまなサービスが欧米を中心に普及しており、日本国内においても自動車関連の新サービスの創出や既存サービスの高度化・効率化が期待されています。
現在、こうしたテレマティクス情報を活用したサービスの多くは、サービス事業者自らが情報収集端末の配布からデータ蓄積・活用まで垂直展開しており、サービス開発にかかるコスト負担が重く、また、データ分析・活用ノウハウ蓄積のハードルも高いのが現状です。

SmartDriveは車社会をビッグデータで変革すべく、2013年に設立されたベンチャー企業です。SmartDriveはOBD-U(*2)から運転情報をリアルタイムに取得し、テレマティクス保険、車両動態管理、自動車ディーラーのCRM(Customer Relationship Management=顧客関係管理)ツールなど、さまざまなサービス展開を可能にする業界・サービス横断的なテレマティクス情報プラットフォームの構築を目指しています。自動車関連のサービス事業者は、SmartDriveのプラットフォームを活用することにより、低コストかつ柔軟・スピーディーにサービスを展開することが可能となります。

またSmartDriveは、総務省がベンチャー企業による新事業の創出を支援する2014年度I-Challenge!(ICTイノベーション創出チャレンジプログラム)の第1号案件として採択され、「自動車のOBD-Uとスマートフォンの連携を用いたテレマティクスデータ活用技術」事業に取り組んでいます。

すでにSmartDriveは、アクサダイレクトと新商品・新サービスの開発および提供を目的とした業務提携に係る基本合意書を締結しています。また、テレマティクスサービス向けの車載機器を含むサービスプラットフォームにはインテルのプロセッサーおよびテクノロジを採用する計画を発表しています。今後、国内外の大手企業をはじめとするグローバルなサービス提供を通じて、テレマティクスサービスの分野において強固なポジションを築き上げることを目指します。

*1 テレマティクス(Telematics)とは、テレコミュニケーション(Telecommunication=通信)とインフォマティクス(Infomatics=情報工学)から作られた造語で、移動体に携帯電話などの移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称をいい、一般的には、自動車、輸送車両などへのサービス提供に対して使用されているものです。
*2 OBD-U(On-Board Diagnostics, Second Generation)とは、自動車に搭載されるコンピュータ(ECU)が行う自己故障診断装置をいいます。

株式会社スマートドライブについて

設立 2013年10月
事業内容 テレマティクス情報収集端末の開発
テレマティクス情報の収集および解析
所在地 東京都渋谷区神泉町9-5 フジタインゼックスビル8階
代表取締役 北川 烈(きたがわ れつ)
URL https://www.smartdrive.co.jp/

株式会社産業革新機構(INCJ)について

INCJは、2009年7月にオープンイノベーションの推進を通じた次世代産業の育成を目指して、法律にもとづき設立された会社です。総額約2兆円の投資能力を有しており、革新性を有する事業に対し出資などを行うことで産業革新を支援することをミッションとしています。
INCJは、投資・技術・経営などで多様な経験をもつ民間人材によって運営されており、法令にもとづき、社内に設置している産業革新委員会にて、政府の定める支援基準に従って投資の可否の判断を行い、日本の産業革新に資する投資を実施いたします。

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