付随的な保険金の支払い漏れに関する追加調査について 平成19年4月10日
アクサ損害保険株式会社（社長 ギ・マルシア）は、2006年11月17日付の金融庁の報告徴求に基づく付随的な保険金の支払い漏れに関する追加調査を踏まえ、3月末日時点の結果をご報告いたします。
お客さまには長期間にわたり多大なご心配・ご迷惑をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げますとともに、今後とも適切な保険金支払態勢確保に不断の取組みを行ってまいりますので、何卒ご理解頂きます様お願い申し上げます。
1．付随的な保険金の支払い漏れの調査結果について
今般自動車保険において、2002年4月から2005年6月までを調査期間とする付随的な保険金の支払いについて追加調査をした結果、新たに376件、20,528千円の支払い漏れが判明いたしました。これまでに判明した付随的保険金の支払い漏れは、合わせて586件、31,763千円となります。
これまでの調査によって判明した支払い漏れにつきましては、順次、お客さまへご連絡を差し上げ支払いを進めております。
※調査結果および保険金のお支払状況につきましては、「保険金支払い漏れ調査に関する対応状況（平成19年3月30日現在）」をご参照ください。
2．再発防止策
適切な保険金支払いを実施するため、これまで次の再発防止策を実施し、保険金支払管理態勢の整備を進めてまいりました。今回の調査で判明した保険金支払い漏れの原因を踏まえ、今後とも保険金支払い漏れの再発防止に向け、一層の強化を図ってまいります。
（1）お客さまに対する説明態勢の整備
- 保険商品の補償内容とお支払いできる保険金について、お客さまに分かり易くご説明するために、ホームページ、商品パンフレット、重要事項説明書等の説明資料を見直し、付随的な保険金についての説明を強化しました。
- 事故報告および保険金請求の際に、お客さまのご契約内容と事故内容にもとづき、お支払いが想定される保険金の補償内容を分かり易く説明した資料をご案内しています。これらお客さまに対する説明を一層強化いたします。
（2）支払管理態勢の整備
- 保険金支払プロセスにおける支払い漏れのチェック機能を強化するためシステムを抜本的に改定しました。また、保険金支払い漏れの有無を毎月チェックする検証体制を整備しました。
- 保険金支払マニュアルの見直し、事前審査制度の導入、外部専門家による検証規定の策定、社員教育、研修の充実等、適正な保険金支払いに向けて管理態勢を整備しました。これらの取組みについて一層充実させてまいります。
（3）商品開発態勢の整備
- 新商品の開発や商品改定を行う際には、商品開発部門、契約管理部門、保険金支払部門、コンプライアンス部門、システム部門等の関連部門が連携し、保険金支払い漏れ防止の観点から、検討事項を明確にして開発の進捗管理を行うよう、商品開発プロセスの手順を見直しました。
（4）経営管理（ガバナンス）態勢の強化
- 内部監査体制の強化、リスク管理体制の見直しにより、商品開発、保険金支払管理等各種リスクに係る課題が発生した場合の経営報告および対応体制を整備しました。
- 業務改善策の実施状況を定期的に経営報告し、問題を認識した場合は対応策の実施を速やかに指示する態勢といたしました。
- 【本件に関するお客さまからの照会窓口】
- 損害サービス業務部
お電話番号（通話料無料）：0120-975-986
受付時間：午前9時〜午後5時（土・日・祝日を除く）
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